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拾い読み★2015-105≪コラム記事≫

2015年04月15日 18時28分16秒 | マリーンズ2011~15
“キューバの至宝”ロッテ・デスパイネ 解雇元DeNA・グリエルとの「差」とは

 キューバ国内リーグの日程を終えて来日した、ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(28)。一方のユリエスキ・グリエル内野手(30)はケガを理由に来日を拒否し、横浜DeNAから解雇されている。

 デスパイネは12日、西武戦(西武プリンスドーム)の試合前、チーム練習に参加しフリー打撃で計41スイングで6本の柵越えを披露。「まだ少し時差ぼけが残っているが、体調が整い次第、すぐにでも試合に出たい」とやる気十分。調整が順調に進めば15日の日本ハム戦(札幌ドーム)から出場の見込みだ。

 伊東監督は「本当に来るまではね。ホッとしたよ」と笑顔。DeNAでのグリエルの退団騒動が記憶に新しいだけに、胸をなで下ろした格好だ。

 無事に日本へやってきたデスパイネ、日本に背を向けたグリエル。対照的な“キューバの至宝”2人の明暗は、なぜ分かれたのか。

 コミュニケーション能力が1つの要因だ。DeNA関係者は「グリエルがチームで孤立していたのは間違いない」。同じスペイン語圏でベネズエラ出身のバルディリスが在籍しているが「ポジションが重なる上、マイペースなグリエルは、苦労人でまじめな性格のバルディリスとあまり相性は良くなかった」(同)。モスコーソなど他の外国人との会話の輪にも入らなかったという。

 一方のデスパイネはメキシコ出身のクルーズと仲良し。練習中にも本職の外野から内野に移動して話し込むほど。球団関係者は「去年はリリーフのロサも加えて、千葉の焼き肉店などによく出かけていた。今年も楽しみにしているみたいですよ」。そのデスパイネも「彼らがいてくれるおかげで、すごくリラックスできる。本当に大きいことだよ」とうなずく。

 グリエルがDeNAから去った理由は他にもあるだろうが、腹を割って話せる友の存在は、野球選手にも必要なようだ。 (片岡将)

(夕刊フジ)






優等生デスパイネに課せられたキューバ政府からの“使命”

 キューバの助っ人にロッテ伊東監督が相好を崩した。

 国内リーグに出場していたため来日が遅れていたデスパイネ(28)が12日、チームに合流。11日に来日すると、すぐさま一軍が試合を行っている埼玉へ。フリー打撃と守備練習で汗を流し、15日の日本ハム戦から出場する予定だ。

「早く日本で体を動かしたかったんだ」と話したデスパイネに、伊東監督も「一日でも早く合流してほしいと思っていた。いきなり練習するとは思ってなかったけどね」とニンマリだ。

 とはいえ、これまでキューバ政府経由で日本球界入りした選手のうち、マトモなのは昨季.311と活躍し、きちんと来日したデスパイネだけ。巨人のセペダ(35)は13試合でいまだ打率ゼロ。昨季も.194と戦力にならなかった。DeNAをクビになったグリエル(30)に至っては、来日を拒んで契約解除に。至宝とは名ばかりの「不良物件」だった。日本球界はもちろん、キューバ政府も彼らに苦い顔をすることしきりだという。

■米国と国交回復までの時間稼ぎ?

 キューバと米国は現在、国交回復に向けて交渉中。11日にはオバマ、カストロの両首脳が中米パナマで会談。両国の首脳がヒザをつき合わせて会談するのは59年ぶりと話題になっているが、現地情報に詳しい在米記者が言う。

「国交正常化交渉がうまくいくとは限らないのです。キューバとしては国交を回復させて、ひとりでも多くの選手をメジャーに送り込みたい。政府は多額の契約金と年俸の一部を外貨として獲得でき、選手は亡命せずともメジャーでプレーできる。グリエルもそれを見越して日本行きを拒否したのだろう。しかし、米国では昨年の中間選挙で民主党が大敗。オバマの支持率も急落している。オバマは任期中にキューバとの国交を回復させて実績をつくりたいのですが、上院、下院ともに過半数を占める共和党は国交回復に反対です」

 国交が回復しなければ、キューバ政府の狙う外貨獲得は絵に描いたモチ。いずれにせよ、交渉には時間がかかる。米国とのルートが確立できない間、キューバ政府は日本のプロ野球相手に稼ぐしかない。そこにきて「キューバ選手はセペダのようなロートルか、グリエルのようないい加減なヤツばかり」と敬遠されたら、商売上がったり。つまり、マジメで打てるデスパイネを使って、日本との関係を維持しようと必死になっているのだ。

 今後もマジメなキューバ選手が増えればそれに越したことはないが、どうやらそううまくはいかないようだ。

「仮に国交が回復しても、メジャーが欲しがるのは若くてイキのいい選手だけ。旬を過ぎた選手を売りつけるとすれば、日本球界しかないのです」(前出の記者)

 キューバ政府経由で日本にやって来る選手は、今後もポンコツかロートルばかりになりそうだ。
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(日刊ゲンダイ)






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