ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

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年間読書数について。

2014-11-26 21:13:13 | 日記
毎年、50冊は読もうとスタートを切りますが、
どうしても40数冊で終わってしまいます。
今年は残すところまだ1か月余を残して、45
冊に到達し、50冊も無理ではないところまで
来ました。

年間100冊とか200冊とか読む人がおられ
るようですが、私のような凡庸な人間から見る
と、驚異的な数字です。
どうしても速読ということができません。いつ
も遅読で、今のペースを上回ることは難しいで
す。

読みたい本はたくさんあるのですから、1冊で
も多く読もうと思うならば、速読は必定なので
しょうが、読む楽しみは必ずしもスピードでは
ない事も事実です。
その小説世界に遊ぶ時、読んでいるその時がす
べてですから、よいものであればあるほど、そ
の文章に身を浸していたいわけで……。

やっぱり、50冊そこそこがベストのようです。
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吉行淳之介編娼婦小説集「幻の花たち」を読んで……。

2014-11-18 20:47:40 | 日記
石川淳「雪のイヴ」安岡章太郎「肥った女」
川崎長太郎「抹香町」水上勉「那智滝情死
考」田中英光「曙町」八木義徳「運河の女」
野坂昭如「娼婦焼身」和田芳恵「おまんが
紅」吉行淳之介「暗い宿屋」田村泰次郎「
春婦傳」。
以上、10篇の短編作品を集めた作品集で
す。
馴染みの作家もあれば、そうでない人のも
のもありましたが、どれも読み応えのある
作品ばかりでした。
中でも、田中英光「曙町」は殊に印象に残
る1作でした。

田中英光といえば「オリンポスの果実」が、
青春小説として有名で、また昭和24年に
太宰治の墓前で自殺を図ったことで有名な
無頼派に数えられる作家なのですが、それ
くらいの知識で、これまで1度も読んだこ
とはありませんでした。

鋭利な刃物で切り裂くような文体が心地よ
く、また少し怖いようにも思いながら、ど
んどんと読み進めていきました。

敗戦直前の話である。という書き出しから、
戦後に書かれた作品らしいのですが、舞台
となる横浜の曙町という娼婦窟は、どうも
伊勢佐木町の近くみたいです。

田中英光、また機会を得て是非とも他の作
品を読んでみたいと思いました。
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雪虫が……。

2014-11-13 09:32:31 | 日記
今週に入って、何度か雪虫の飛んでいるのを
見ました。
雪虫は、しろばんばとかゆきんことか、その
地方によって呼び名が違うようですが、降雪
の到来を知らせるこの季節の虫ですね。

今朝はさっそく雪ならぬ霰が降って、山に初
冠雪を見るのも近いことでしょう。
いや、この冷たい雨が山ではもう雪かもしれ
ませんね。
昨年のブログの記事では、11月12日です
ので、ちょうどこの時期なんですね。
木枯らしが吹いて、初雪を見る。でもまだま
だ冬ではなくて深秋・晩秋と呼びたい気分で
す。

庭の小さな柿の木にも柿の実がいっぱい成っ
て、その柿色を濃くしていますが、いかんせ
ん渋柿なので採れば干し柿にするしかありま
せん。
どうしたものか?

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またまた古本を買いました。

2014-11-10 17:14:51 | 日記
まだ未所有の小川洋子作品を見かけると、つい
買ってしまうのです。
昨日は「ことり」と言う小説の単行本を買いま
した。
それから、「ひのきとひなげし」という宮沢賢
治の絵本を見つけて、このお話を不覚にも知ら
なかったので、買って読みました。
「いちょうの実」や「おきなぐさ」系の童話な
のですが、悪魔が登場したり罌粟だけに、アヘ
ンなどという言葉も出てきて、驚きました。

つい時間に余裕があったり、少しばかり懐に余
裕もあったりすると、ふらふらとブックオフや
その他古書店などに入って、本を買ってしまい
ます。

まだたくさんの未読本を抱えていながら、どこ
まで増やすのだ、ともう一人の私は言っている
のですが、また一人の私は平気な顔をして本を
買い込み、それでいてまた平気な顔して買った
本でも読もうと思って積んでおいた本でもない
図書館で偶発的に手に取った本を先に読んでい
る始末です。

昨日買った本のページを開くのは、いったい何
時のことになるでしょうか?
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中島京子著「花桃実桃(hana momo mi momo)」

2014-11-06 15:50:33 | 日記
難解な書物のかたわら、ホッと出来る1冊
それが、この中島京子作品です。

現在彼女が書いた、初の時代小説が話題を
呼んでいますが、こちらは3年前の2月に
刊行され、今年の6月に文庫化されたもの
です。
その文庫本を、今手にしているんですが、
何といっても3年前の2月に出たユーモア
長編小説ですから、当時としてはやや吹っ
飛んでしまった、ということでしょうか?

とても舌触りの良い軽やかな文体で、楽し
く楽しく読ませて行きます。
40代のシングル女性が主人公の小説なの
ですが、私はこの手のもの、好きなのかな
ぁ?

いやいや、変な意味はなく、とても現代的
に素敵なんです。不思議に魅力なんです。
これが男だったらそうもいかないでしょう。
まあ、お金があってプレイボーイで独身と
いうのならまだしも、それでも、違う意味
での切なさが漂いますが、この場合素敵な
切なさというか、それがまわりまわって不
思議な快さに変化するような……。

あんまり言うと語りに落ちるので止めます
が、そういうことです。
何がそういうことなのかわからないけど、
まあ、ご興味ある方はご一読ください。

私はこの中島京子の小説世界が好きなんで
すね、きっと。そういうことですね。
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