自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

「投げなくてもいい」“ミスターノーヒッター”が選んだ道=全日本大学野球選手権・第2日

2009年06月11日 00時55分41秒 | 野球(ライター時代の記事)
【1回戦 九州共立大 10対9 国際武道大】

 九州共立大(福岡六大学)の“ミスターノーヒッター”山内晴貴(4年=沖縄水産高)にとって、全日本選手権は鬼門のようだ。前回大会、山内は1回戦の上武大戦に先発。しかし、4回に5点、5回に3点を奪われ敗戦投手になった。そして今年は、まったく自分の投球ができないまま、2回途中2失点で降板という不甲斐ないマウンドだった。

 思うようなピッチングができなかったことには理由がある。実は山内は、右のわき腹を肉離れしていたのだ。負傷したのはこの1回戦を10後に控えた5月31日。紅白戦の最中の出来事だった。

 当初は、「ジョギングするだけで痛かった(山内)」というほどの重症。キャッチボールもままならず、もちろん本格的な投球練習もできなかった。それでも仲里清監督は、山内に先発を任せた。それは、「山内でリーグ戦を戦ってきた」というエースへの信頼からだった。
 
 事実、 今春のリーグ戦で山内は、自身2度目のノーヒットノーランを含む5勝(ほかにも延長戦で打たれはしたものの、9回を無安打に抑えた試合もあった)と大車輪の活躍を見せていた。しかし、国際武道大(千葉県大学)だって厳しいリーグ戦を勝ち抜いてきたチームである。いくらプロが注目するほどの実力者・山内でも、手負いの状態で抑えられるほど甘い相手ではなかった。2回、北圭介(4年=福岡工大城東高)のヒットを足がかりに、あっという間に2点を奪い山内を引きずり下ろした。

「思うようなボールが行かなかった」
 試合後、ダッグアウトに姿を見せた山内は、そう言って肩を落とした。しかし、試合は大乱打戦を制して勝利。「リーグ戦で頼りっぱなしだったから、みんなが恩返ししたのかな(仲里監督)」というほどの猛打で、初戦突破を果たした。

 次戦は11日、王者・東洋大との対戦だ。最後の全日本選手権。投げたくないはずはない。だが、
「自分では行きたい気持ちがあります。でも、(けがをしている自分が)出ないほうが勝てるなら、それでかまいません。監督には(チームとって)ベストのさい配をしてほしい」と山内は言う。

 もちろん、投げろ言われれば、たとえ傷が痛んでも全力を尽くすつもりだ。反対に、チームに迷惑をかけるくらいなら投げないほうがいいと達観した気持ちもある。とにかく、チームが勝てるように――。山内はマウンドに立っても立たなくても、自分にできることをただただ、やり続ける。

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