自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

交通弱者への対応とオンディマンド交通=議会報告(5)

2012年04月02日 17時35分03秒 | 政治・議会活動
3月議会の質疑並びに一般質問において中学校での交通政策、特に旧沼南地区における交通弱者対策と交通事故対策について質問いたしました。
まず、旧沼南では合併時の都市計画の関係もあり、これまでコミュニティバスを走らせていました。しかし、経営的に非効率であることなどから改善が必要と判断され、オンディマンド交通への転換を進めております。この方針には何の問題もないと思いますが、行政事業は一方を立てればどこかが必ずへこむもの。この場合、新しい交通事業の発足で地元の交通業者が打撃を受けるようでは困ります。また、オンディマンド交通はタクシー会社の協力なしでは不可能です。今回はそんな観点で質問をいたしました。
また、交通事故はどんな気を付けてもゼロにすることが難しい積年の課題です。昨今では自転車の危険運転など新しい問題も発生しています。そこで、事故対策についても市の方針を質しました。

質問の要旨
沼南地区におけるオンディマンド交通に関して現在の状況、特に地元業者との調整はどうなっているか。
また、柏市内の道路は交通量に比べて狭い。歩道がない、あるいはあってもガードレールで区切られておらず、一段高くなっているところも多い。実際に交通を行っていても危険を感じることが多々あるが、現在どういう事故対策を行っているか。それと、身近な問題としてカーブミラーや横断歩道、信号等の設置を市民から要望されることがあるかと思うが、どの程度実現できているか。

答弁の要旨(答弁者=土木部長)
オンディマンド交通に関しては、バス事業者についてはコミュティバス運行会社の東武バスイースト株式会社に説明し、その後市内にバス路線を有する2社に伝え、ご理解いただいている。タクシー事業者に関しては、柏地区タクシー協会に方針を説明した後、事業実施に向けた協力体制の王地区と目標や課題設定について、2月から勉強会を始めたところである。また、関係する地域の区長にも昨年11月以降に説明をした。また、道路運送法上で必要な地域交通会議を開始したところであり、よりよい事業計画にするため今後は公共施設などでのアンケート調査などを行い、交通手段のニーズ把握に努めたい。
交通事故対策については毎年、事故多発個所について千葉県警本部、柏警察署、国、県、市の道路管理者が集まり、共同現地診断等を実施し関係機関と意見交換して対策の検討をしている。市民からの要望に関しては、カーブミラーは地元の総意として町会等から関係者の同意書を添付して上申書を提出していただき、現地調査の上、必要を考慮し設置している。横断歩道、信号については地元の要望を受け、警察署に提出をしているが、道路の規制に関わることであり、実現率は高くないのが現状である。

第2問
――オンディマンド交通に関して、勉強会等で地元業者から意見をいただくようなことはあるか。
(土木部長) まだ第1回ということで、協力体制の構築という点で皆さんどうでしょうかという話。オンディマンドの考え自体が他自治体と柏市では違ったところもあるので、その点で事業者と十分に協議をして、詰めていこうと考えている。
――公共事業を進めるうえで、地元で商売されている方というのは当然思うところもある。お互いに納得のいく事業になるように、交渉していただくようお願いする。
個人的に地元事業者にお聞きしたところ、オンディマンド交通の導入には、概ねご理解いただいているようです。交通弱者にとって足の確保は生活に直結する問題なので、ぜひご協力いただればと思います。
交通安全対策の難しいところは、絶対に事故は0にならないこと。少しでも確立を減らすためにガードレールや信号が必要。今後も積極的に県警等にはたらきかけていくように要望して参ります。

<了>

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