自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

16号バイパスと渋滞対策=議会報告

2013年08月06日 10時01分06秒 | 政治・議会活動
 ブログ等でも何度も触れている通り、国道16号の渋滞問題は柏市における大きな課題です。その解決のため、バイパスの建設がかねてから議論となり、一時は実現に向け大きく前進しました。しかし、2009年の衆議院議員選挙で自民党が敗北、民主党の「コンクリートから人へ」のスローガンのもと計画が白紙となってしまいました。
 それから3年が経ち、バイパス建設に前向きな自民党が政権を奪還。計画を再び前に進める好機とみて、今回の議会で取り上げました。質疑の要旨は以下の通り。

――国道16号バイパスについて質問する。2011年の12月議会でも質問したが(関連記事)、当時はバイパス事業事態に進捗が見られないので中期的、短期的な渋滞対策を行っていくとの答弁だった。抜本的な解決にはバイパス開通は必須だと考えるが、進捗は見られないという印象だ。現在の事業の進捗状況と中期的、短期的な渋滞対策の実施状況について伺いたい。


質疑は6月17日に行われた

土木部長「事業の状況につていは、平成20年7月に利根川沿いの構想ルート帯を具体的に検討していくことが示されて以来、進展はない。
 渋滞対策については、バスベイの設置、右折レーンの設置、警察との連携による信号サイクルの適正化などを実施し、一定の効果を確認している。しかしながら、国道16号の渋滞の抜本的解消にはバイパス整備が効果的であることから、本市を含む13市で構成している千葉県東葛間広域幹線道路建設促進期成同盟会を通して真になすべき対策について検討し、バイパス整備の事業化に向けて要望を続けていく」

――期成同盟会でしっかり働きかけていくとのことだが、市長も会長として一所懸命に取り組んでいただけるものと思う。ところで、具体的に国に働きかける予定はあるのか。

土木部長「期成同盟会では毎年総会を開いて、それと時期を合わせて国等に要望活動を行っている(11月ごろ)。引き続きそういう形の中で要望等を続けていく」

――政権がバイパスに前向きな自公に戻り、チャンスだと思う。しっかりと働きかけてほしい。
 渋滞対策についてだが、16号そのものだけでなく、それにつながる県道・市道も同時に混雑してしまう。それについてはどのように考えているか。


土木部長「それについては議員のおっしゃる通り、本来16号を通る車が迂回して混んでくるのも原因としてある。その中でも特に、右折レーンがないことによる渋滞が顕著にみられる。したがって道路整備プログラムで定めた優先順位に従い、交差点の改良を実施していく」

――渋滞するとドライバーはイライラし、危険運転にもつながる。先ほど質問したように、16号も混む、県道・市道も混む、だから住宅街を抜けていくということもあると思う(住宅街の交通安全の確保に向けて=議会報告)。抜本的な対策としてのバイパスの早期建設、また積極的に中・短期的な渋滞対策を行っていくように要望する。

 16号バイパスの建設なしに渋滞問題の根本解決はあり得ません。今後もわが党所属の国会議員、県会議員、他市町村議員とも連携し、実現を目指していきます。


16号線の様子(呼塚交差点陸橋から撮影。)写真手前の左側にある空きスペースがバスベイとなっている。

■関連リンク
住宅街の交通安全の確保に向けて=議会報告
国道16号バイパス(広域行政について)=議会報告(2)

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