1月21日から3日間、所属会派・柏清風の一行で行政視察に行って参りました。初日は倉敷市でファシリティマネージメント(FM)について研修を受け、非常に参考になりました。
FMとは、簡単に(乱暴に!?)いうと「資産(特に不動産)を一元管理することで修繕・改修費、管理状況を改善させる」試みのこと。同市はFMにおいて、佐倉市と並ぶ先進都市として有名で、推進部署として長期修繕計画室を独自に設置しています。
その最大の特徴は、同計画室は室長以下4名の職員すべてが原価意識が強い民間企業勤務経験者であること。それぞれが建築担当、電気担当、機会担当の技師であり、「技術屋の視点からのFM=すべては建物の現状を知ること」を合言葉に施設管理を徹底しているそうです。 専門的な知識を持つ技師の視点から、各施設の破損個所や老朽化に対し、「人命に影響する」「法令に違反する」「建物の運用ができない」などリスクを6段階に評価し点数化し、優先順位をつけ、本当に必要なものから修繕を行うことで、修繕・改修費のスリム化を図っています。役所では当然、社会人採用枠で入所する方は新卒採用に比べ少数。しかし、民間での経験を有効活用する素晴らしい人事だと感心しました。
一般職員に対しても、施設管理マニュアルの作成、研修の実施等で意識づけを行っているとのこと。その成果で「事務職員でも施設管理担当者である以上はできることは自分の手で行う」という意識が強まったとのことでした。
FMは短い期間で成果を求めるというより、長期間の中で大きな効果を期待する類の事業です。今取り入れたから、来年の決算で結果が出るものではありません。倉敷市をはじめ、先進都市が成果を出すことで、多くの自治体が導入に踏み切るきっかけをとなるでしょう。もちろん、柏市でも積極的に検討を求めていきます。
倉敷市の担当職員の皆さま、貴重な時間を割いていただきありがとうございました。
倉敷市役所は外観も素敵でした
FMとは、簡単に(乱暴に!?)いうと「資産(特に不動産)を一元管理することで修繕・改修費、管理状況を改善させる」試みのこと。同市はFMにおいて、佐倉市と並ぶ先進都市として有名で、推進部署として長期修繕計画室を独自に設置しています。
その最大の特徴は、同計画室は室長以下4名の職員すべてが原価意識が強い民間企業勤務経験者であること。それぞれが建築担当、電気担当、機会担当の技師であり、「技術屋の視点からのFM=すべては建物の現状を知ること」を合言葉に施設管理を徹底しているそうです。 専門的な知識を持つ技師の視点から、各施設の破損個所や老朽化に対し、「人命に影響する」「法令に違反する」「建物の運用ができない」などリスクを6段階に評価し点数化し、優先順位をつけ、本当に必要なものから修繕を行うことで、修繕・改修費のスリム化を図っています。役所では当然、社会人採用枠で入所する方は新卒採用に比べ少数。しかし、民間での経験を有効活用する素晴らしい人事だと感心しました。
一般職員に対しても、施設管理マニュアルの作成、研修の実施等で意識づけを行っているとのこと。その成果で「事務職員でも施設管理担当者である以上はできることは自分の手で行う」という意識が強まったとのことでした。
FMは短い期間で成果を求めるというより、長期間の中で大きな効果を期待する類の事業です。今取り入れたから、来年の決算で結果が出るものではありません。倉敷市をはじめ、先進都市が成果を出すことで、多くの自治体が導入に踏み切るきっかけをとなるでしょう。もちろん、柏市でも積極的に検討を求めていきます。
倉敷市の担当職員の皆さま、貴重な時間を割いていただきありがとうございました。
倉敷市役所は外観も素敵でした
