12月議会の一般質問で表題の件について質問いたしました。国道16号は横浜から千葉まで、東京近郊を環状に結ぶ貴重な幹線道路で、渋滞は交通上の利便が損なわることはもちろん、陸運の停滞をはじめとする経済的損失も多々。柏市内でも若柴付近が渋滞時間4807時間で県内の渋滞ランキング1位になっているほか、各所で断続的渋滞が起こっています。
その解消のために、バイパス(=千葉柏道路)をつくって交通量を分散させる計画が持ち上がり、一時は実現へかなり前進しましたが、先の政権交代による方針転換で頓挫。しかしながら、千葉県の経済活性化のためには不可欠な事案であることから、今回の議会で取り上げました。
■質問の要旨
国道16号バイパスについては、これまで議論を重ねてきたことであるが、依然として各所で断続的渋滞に悩まされているのが実情だ。市民の交通の利便はもちろん、経済活動の観点からも早急な対策が求められるが、現在の状況と今後の方針は?
■執行部(担当部長)答弁の要旨
・平成20年7月、利根川沿いを進むルートでの具体的実現化が持ち上がったが、その後の進ちょくはみられない
・しかし、国ではその重要性を認識するとともに、東日本大震災でも被害が生じていることから、課題・問題点を抽出し検討している
・これと並行し、中・短期的な渋滞緩和策としてバスベイの整備、呼塚交差点における左折レーンの設置、千葉県警と連携し信号サイクルの適正化などを実施し、一定の効果を挙げている。今後も同様の対策を行っていくと千葉国道事務所からうかがっている
・市としては国道16号の渋滞の抜本的な緩和に向け、本市を含め13市で構成している「千葉東葛間広域幹線道路建設促進期成同盟会」を通して調査・検討を実施し、効果的な対策が事業化されるように要請していく
・また、市では今後おおむね10年以内に着手する都市計画道路および渋滞交差点にむけた整備個所の優先順位を明らかにする「道路整備プログラム」の作成準備を進めている。このプログラムに基づき、効率的な整備を推進していくことで幹線道路の円滑化を骨格とし、渋滞緩和に努めていく
(第2問)市長は先月(平成23年11月)、「千葉東葛間広域幹線道路の建設促進に関する要望書」を「千葉東葛間広域幹線道路建設促進期成同盟会」の会長として、署名の筆頭に名を連ね提出した。それはこの問題に深い関心を持って取り組むという表われだと受けっているが。
(答弁者:秋山市長)
・その通りです。期成同盟会の会長として、16号の渋滞対応は大きな問題だと思っているし、これを解消することが沿線地域の利便性向上につながると考えています
16号バイパスをつくって渋滞解消が実現すれば、企業誘致という点でも武器になります。また、バイパス沿いの区画整理で近隣市の発展が進めば、それも経済活性につながります。さらに、交通事故減少にも効果を発揮するはずです。
これらは、あらためて提言するまでもないことで、16号バイパスの必要性は沿線自治体が長年に渡り訴えてきたことです。しかし、民主党の「コンクリートから人へ」の方針もあり、計画が進まない。これは千葉県全体にとって大きな損失であり、非常に残念です。市長の答弁にもあったように、柏市がこの問題に関して音頭をとって、着工に向けて動き出すように、取り組んでいきます。
その解消のために、バイパス(=千葉柏道路)をつくって交通量を分散させる計画が持ち上がり、一時は実現へかなり前進しましたが、先の政権交代による方針転換で頓挫。しかしながら、千葉県の経済活性化のためには不可欠な事案であることから、今回の議会で取り上げました。
■質問の要旨
国道16号バイパスについては、これまで議論を重ねてきたことであるが、依然として各所で断続的渋滞に悩まされているのが実情だ。市民の交通の利便はもちろん、経済活動の観点からも早急な対策が求められるが、現在の状況と今後の方針は?
■執行部(担当部長)答弁の要旨
・平成20年7月、利根川沿いを進むルートでの具体的実現化が持ち上がったが、その後の進ちょくはみられない
・しかし、国ではその重要性を認識するとともに、東日本大震災でも被害が生じていることから、課題・問題点を抽出し検討している
・これと並行し、中・短期的な渋滞緩和策としてバスベイの整備、呼塚交差点における左折レーンの設置、千葉県警と連携し信号サイクルの適正化などを実施し、一定の効果を挙げている。今後も同様の対策を行っていくと千葉国道事務所からうかがっている
・市としては国道16号の渋滞の抜本的な緩和に向け、本市を含め13市で構成している「千葉東葛間広域幹線道路建設促進期成同盟会」を通して調査・検討を実施し、効果的な対策が事業化されるように要請していく
・また、市では今後おおむね10年以内に着手する都市計画道路および渋滞交差点にむけた整備個所の優先順位を明らかにする「道路整備プログラム」の作成準備を進めている。このプログラムに基づき、効率的な整備を推進していくことで幹線道路の円滑化を骨格とし、渋滞緩和に努めていく
(第2問)市長は先月(平成23年11月)、「千葉東葛間広域幹線道路の建設促進に関する要望書」を「千葉東葛間広域幹線道路建設促進期成同盟会」の会長として、署名の筆頭に名を連ね提出した。それはこの問題に深い関心を持って取り組むという表われだと受けっているが。
(答弁者:秋山市長)
・その通りです。期成同盟会の会長として、16号の渋滞対応は大きな問題だと思っているし、これを解消することが沿線地域の利便性向上につながると考えています
16号バイパスをつくって渋滞解消が実現すれば、企業誘致という点でも武器になります。また、バイパス沿いの区画整理で近隣市の発展が進めば、それも経済活性につながります。さらに、交通事故減少にも効果を発揮するはずです。
これらは、あらためて提言するまでもないことで、16号バイパスの必要性は沿線自治体が長年に渡り訴えてきたことです。しかし、民主党の「コンクリートから人へ」の方針もあり、計画が進まない。これは千葉県全体にとって大きな損失であり、非常に残念です。市長の答弁にもあったように、柏市がこの問題に関して音頭をとって、着工に向けて動き出すように、取り組んでいきます。