自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

新しい障害者へのサポート ユニファイド・スポーツ=議会報告

2014年01月20日 19時07分43秒 | 政治・議会活動
障害者スポーツというと、パラリンピックのような障害者同士が競い合う形式をイメージする方が多いのではないかと思います。一方で、健常者と障害者が同じ条件で競技をするユニファイド・スポーツという取り組みも行われています。マラソンの有森裕子氏が理事長を務めるスペシャルオリンピックス日本がその代表です。健常者と障害者の自然な交流、相互理解を深めるなどの観点から、大きな社会的な意義、効果が期待されています。市でも調査・研究し、実践していくべきであると、12月議会において提案をいたしました。



――健常者と障害者が同じ条件で競技をするユニファイド・スポーツは、健常者と障害者の自然な交流、相互理解などを含めた社会的効果が期待されている。まだまだ耳慣れない言葉ではあるが柏市でも研究し、障害のある方に対してのサポートに生かしていくべきと考えるが、見解は。

生涯学習部長 議員の言うように、確かにまだ耳慣れない言葉であり、市民にもなじみのないスポーツなのかな、と思う。しかし、健常者と知的障害者がパートナーを組んで同じ土俵で競技やトレーニングを行うことは、知的障害者の方々の自立と社会参加を促進する意味でも、社会的意義が大きいと認識している。ただ、このユニファイド・スポーツを普及させるには、市民からのご理解が必要だ。市としては、市民の間での社会的な機運の高まりなどを的確に捉えながら、支援の方法などを調査・研究していく。

――「知的障害者」の方ということで答弁をいただいた。確かに現在は知的障害者の方を対象にしたユニファイド・スポーツが一般的だが、別の障害を持つ方がプレーするユニファイド・スポーツも存在する。私の知人のバスケットボールチームには耳が不自由な方がプレーしているし、Jリーグのアビスパ福岡はブラインドサッカー(視覚障害者向けのサッカー)でユニファイド・スポーツを行っている。いろいろな障害の方がいらっしゃるので、広義的に捉えていただきたい。
 また、スポーツの観点ではスポーツ課、生涯学習部の担当ということになるのだろうが、障害者のサポートという意味では保健福祉部の担当になるだろう。子供たちに、障害がある方への理解を深めてもらおうというところだと教育委員会だとか、多くの部署に関連が出てくると思う。ぜひこうした取り組みがあることを、議場の皆様にご理解いただくようにお願い申し上げる。



 社会的意義の大きさは十分に訴えたつもりですが、これを事業化するにはまだまだ時間がかかりそうです。答弁にあるように、まず市民に理解をしていただかなくてはならないという大きな課題があります。そこで、いずれユニファイド・スポーツに関する勉強会のようなものを企画したいと思っております。今後も研究をつづけ、新しい形での障害者のサポートが実現するように努めて参ります。

■関連リンク
スペシャルオリンピックス日本

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