円谷のりひとは子育て支援に関する喫緊の課題として、下記5事業に重点的に取り組んでおります。
1、地域子育て支援事業
2、保育士確保に関する取り組み
3、ひとり親世帯支援
4、病児病後児保育
5、児童相談所の設置
この項では、平成29年第3回定例会における「1、地域子育て支援事業」についての質疑の要旨を掲載します。
=====
――地域子育て支援事業についてお伺いする。少子化や地縁の希薄化など、子育て環境は大きく変化しており、特に乳幼児期は、その多くが核家族ということもあって、地域社会から孤立しやすいと言われている。国では、保育や幼児教育の充実に加え、在宅で子育てをする家庭も含めて対象とする子育て支援事業を推進する方針を明確にしており、柏市でも乳幼児期の子育て支援の充実は喫緊の課題であることは言うまでもない。市内にバランスよく子育て支援の拠点を整備し、前向きに子育てできる事業を展開していくことが必要だと考える。
そこで、お伺いする。柏市における地域子育て支援事業のこれまでの取り組みとその効果、また今後の方向性は。
こども部長「地域子育て支援事業については、議員の指摘のとおり、子育てを取り巻く環境はかつてとは大きく変化している。市のニーズ調査においても、特に乳幼児期の親子が地域社会から孤立しやすく、子育ての不安が増えやすい傾向にあることが明らかになっている。このような中、市としては子供の健やかな成長には子育てをする親の不安や負担の軽減が必要であると認識しており、保育環境の充実に努めると同時に、地域における子育て支援策の充実にも取り組んでいるところだ。
具体的には、乳幼児親子への支援を目的とし、昨年(平成28年)5月に沼南社会福祉センター内に地域子育て支援拠点、はぐはぐひろば沼南を開設した。はぐはぐひろば沼南では、専属のスタッフを通じた子育て関連情報の入手や相談が気楽にでき、利用者同士での子育ての仲間づくりができるように後押しするための交流事業や利用者の声を反映した育児講座とイベントの開催等にも取り組んでいる。また、拠点の運営に当たっては、子育て中の親が周囲とつながりの機会を失うことがないよう、スタッフが利用者を温かく迎え入れることや日々のかかわりから親子との信頼関係を築くことも重視している。
このような取り組みにより、昨年度は年間で約1万6,000人の利用があった。その中で、子供の発達や幼稚園、保育園等への入園等、子育てに関する悩みの相談は130件に上り、乳幼児期の支援に対するニーズの高さを改めて感じた。このため、本年5月からは当該拠点において、市内初となる子育て支援アドバイザーを配置する利用者支援事業を開始した。事業開始以来、月平均60件の育児に関する相談を受けており、ケースに応じて各専門機関とも連携したサポートを行っている。市としては、これからの事業の一層の充実を目指し、現在青少年センターの一部を活用した地域子育て支援拠点を本年11月の事業開始に向けて準備を進めている。今後も利用者のニーズや地域バランスを勘案しながら事業を展開するとともに、本事業に従事するスタッフの資質向上に取り組み、事業の充実に努めてまいりたい」
平成29年9月11日 同年第3回定例会一般質問より
1、地域子育て支援事業
2、保育士確保に関する取り組み
3、ひとり親世帯支援
4、病児病後児保育
5、児童相談所の設置
この項では、平成29年第3回定例会における「1、地域子育て支援事業」についての質疑の要旨を掲載します。
=====
――地域子育て支援事業についてお伺いする。少子化や地縁の希薄化など、子育て環境は大きく変化しており、特に乳幼児期は、その多くが核家族ということもあって、地域社会から孤立しやすいと言われている。国では、保育や幼児教育の充実に加え、在宅で子育てをする家庭も含めて対象とする子育て支援事業を推進する方針を明確にしており、柏市でも乳幼児期の子育て支援の充実は喫緊の課題であることは言うまでもない。市内にバランスよく子育て支援の拠点を整備し、前向きに子育てできる事業を展開していくことが必要だと考える。
そこで、お伺いする。柏市における地域子育て支援事業のこれまでの取り組みとその効果、また今後の方向性は。
こども部長「地域子育て支援事業については、議員の指摘のとおり、子育てを取り巻く環境はかつてとは大きく変化している。市のニーズ調査においても、特に乳幼児期の親子が地域社会から孤立しやすく、子育ての不安が増えやすい傾向にあることが明らかになっている。このような中、市としては子供の健やかな成長には子育てをする親の不安や負担の軽減が必要であると認識しており、保育環境の充実に努めると同時に、地域における子育て支援策の充実にも取り組んでいるところだ。
具体的には、乳幼児親子への支援を目的とし、昨年(平成28年)5月に沼南社会福祉センター内に地域子育て支援拠点、はぐはぐひろば沼南を開設した。はぐはぐひろば沼南では、専属のスタッフを通じた子育て関連情報の入手や相談が気楽にでき、利用者同士での子育ての仲間づくりができるように後押しするための交流事業や利用者の声を反映した育児講座とイベントの開催等にも取り組んでいる。また、拠点の運営に当たっては、子育て中の親が周囲とつながりの機会を失うことがないよう、スタッフが利用者を温かく迎え入れることや日々のかかわりから親子との信頼関係を築くことも重視している。
このような取り組みにより、昨年度は年間で約1万6,000人の利用があった。その中で、子供の発達や幼稚園、保育園等への入園等、子育てに関する悩みの相談は130件に上り、乳幼児期の支援に対するニーズの高さを改めて感じた。このため、本年5月からは当該拠点において、市内初となる子育て支援アドバイザーを配置する利用者支援事業を開始した。事業開始以来、月平均60件の育児に関する相談を受けており、ケースに応じて各専門機関とも連携したサポートを行っている。市としては、これからの事業の一層の充実を目指し、現在青少年センターの一部を活用した地域子育て支援拠点を本年11月の事業開始に向けて準備を進めている。今後も利用者のニーズや地域バランスを勘案しながら事業を展開するとともに、本事業に従事するスタッフの資質向上に取り組み、事業の充実に努めてまいりたい」
平成29年9月11日 同年第3回定例会一般質問より