地震に強い素材へ ガス管古今東西

　水道管やガス管の工事で道路に穴を開ける際は、複数の工事を同時に行います。例えば水道管の工事を行う場合、ガス管の入れ替えも一度にやってしまえば、道路舗装も一回で済みますし、費用も抑えられ効率がよくなるからです。

　
　このたび柏市の水道管工事と同時に、地元ガス会社がガス管工事を行うことになりました。それに際しガス会社さんに行政との細かい部分での調整をお願いされ、お話を伺いにお訪ねしたところ、ガス管についてご教授いただきました。


　現在、使われているのは鉄製のガス管。全国的に主流の素材で、なかにはもっと古い型のものが使用されている場合も多々あるそうです。このタイプでも利用上の問題はないそうですが錆びることなどで劣化する、連結部分がどうしても弱くなるなどの懸念があるとのこと。




　そして、これから主流になっていくガス管は、ポリエチレン製のもの。最大６倍まで伸縮するため地震に強く、鉄と違って腐敗しにくいのが特徴です。災害時のライフライン確保に力を発揮しそうな素材といえます。



　防災・減災対策は地震大国である日本では重要課題。もしもの備えの一環として今後、こうしたハード面の強化に取り組んでいかなければなりません。工事の際は近隣のみなさまにご迷惑をおかけするかと思いますが、ご理解いただきたく存じます。