新しいカメラに買い換えて(といっても中古ですが)まだ1ヶ月だというのに、立場を脅かされる新型が発表されました。
『α7 III ILCE-7M3K』です。
パッと見た感じ秋に先行発売されているα7R IIIと区別は付きませんが、2420万画素のフルサイズベーシック機と言いながら、肝心のフルサイズCMOSセンサーがほぼα9同等にグレードアップ。
そのため高感度特性などはα7R IIIに勝り、かつメカシャッターで秒10コマのハイスピード対応はα7R III譲りでα9に勝ります。
(α9の秒20コマ連写は電子シャッターのみで、メカシャッターだと秒5コマしかスピードが出ないんですよね。それで問題ありませんけど
)
α9には未搭載のUSB-C端子とか、α9に勝るところも多数見受けられるのです。
メモリーカードスロットもダブルスロットになってるし。
電子ビューファインダーの精細さや背面モニターの精細さなどで差別化されていますが、その分、価格がα9約50万円に対してα7 IIIは予価23万円
これは今からならば迷うこと無くα7 IIIにしてますね。
α9の電子ビューファインダーや背面モニターは現行α7 IIに比べると明らかに優れていますが、(そしてここはα7 IIIはα7 II同等)だからと言って2倍以上の値段は払えません。
ま、逆に考えれば、あのタイミングでなければハイエンド機α9を手にすることは無く、これまでみたいな中級機でなんとなく過ごすことになってしまっていたでしょう。
高い道具を買ったからには使いこなしたいと、今はあれこれいじってますが、α7 IIIの値段だったらもっと防湿庫に入っている時間が長くなっていたでしょう。
α7 Iからα7 II、α7 IIからα7 IIIへの進化具合、そして現状のα9などを考えると、次のα9 IIはこのα7 IIIよりもっともっと進化したボディになるのは間違いなく、その時今のα9を使っている僕ならばα9 IIに買い換える事もありえますが、その時α7 IIIを使っている僕がα9 IIに乗り換えることはおそらくありません。
思い切ってポルシェを買った時と同じ。
スペックの差は少なくとも、やっぱりα9とα7シリーズは違いを感じますので、身銭を切った事に後悔はありませんね。
・・・でも、やっぱりもう少しの間は飛び抜けたハイエンド機を持っているという優越感を感じたかったかな