いとうな日々

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日本語の正体!

2009-10-10 | WEBLOG

王仁とは、記紀に記述される百済から日本に渡来し、漢字と儒教を伝えたとされる人物である。その後朝鮮半島では、百済、新羅、高句麗の三国時代が続く。

最終的に新羅が朝鮮半島を制圧することとなる。世界広といえども、文法を同じくする言語はハングルと日本語だけである。

この本は二つの言語が辿った道を照査することで原点が同じでもその歴史の過程で変化するものであることを語って見せている。

人麻呂の暗号』『もう一つの万葉集』『日本語の悲劇』など、古代の日本語が、朝鮮語で解読できるという趣旨の本が、つぎつぎと刊行されてベストセラーとなったことがある。 しかしながら、日本語学の研究者の手によって徹底的な反論と批判がなされてきた。

しかしながら、同じであろうと思われることばが多く散見される現実を誰も解明できていない。そこには日本人の持つ差別意識があるからであろう。我々の先祖が、中国大陸か朝鮮半島から移り住んだことは紛れもない事実なのである。

この本の目次は以下のようなものである。
第1章 日本語の水源を探る(列島の夜明け/日本の古語 ほか)/第2章 百済色に染まっていく日本(百家済海(群なす海上活動)/天孫降臨(移り変わる支配者たち) ほか)/第3章 百済語から日本語への過程(大王たちの百済語/日本語づくりの賢者たち ほか)/第4章 それでも文法は変わらなかった(漢字の介入/音韻変化について ほか)
著者である金容雲氏は韓国を代表する数学者にして日韓文化比較の大御所である。

明治維新の「万世一系の国体」と「同一民族思想」が朝鮮半島と日本を「近くて遠い国」にしている。
この本を読むと清々しい気持ちに成れるのは私だけであろうか!


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