いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

松井、118日ぶりに実戦復帰

2006-09-07 | 大リーグ
ヤンキースの松井秀喜外野手が6日、マイナーリーグ戦に出場し、118日ぶりに実戦復帰を果たした。傘下の2Aトレントンの「4番・指名打者」としてポートランド戦に先発、3打数1安打1打点だった。第4打席で右前に適時打を放った。

松井秀は5月11日のレッドソックス戦でスライディングキャッチを試みた際に左手首を骨折、翌日に手術を受けた。当初は約3カ月での復帰を見込んでいたが、痛めた靭帯(じんたい)の回復が遅れるなどしたため、両手での打撃練習を始めたのは8月23日。そこから2週間で実戦に戻ってきた。(朝日新聞)

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悔しい表情こそ戻ってきた証拠、松井秀が再始動

何の変哲もない人口8万5000人の町で、118日ぶりに立った真剣勝負の場。一塁ベンチ前で3度、素振りをし、歓声を浴びて、松井秀が打席へ向かう。7球目はキレのよいスライダー。背番号「55」は、こん身の力を込めてバットを振り下ろした。

けがをして、練習を積んで、気付いたことがある。

「あらためて思うけど、練習って試合で勝つためにやるもんなんだよね。練習のための練習って、ホントにつまんないんだよ」

8月17日から、ときどきベンチで観戦するようになり、感じたことがある。

「不謹慎な話だけどさ、途中で眠くなっちゃうんだよ。試合の空気に入るのは難しかった。『まずい』と思ったら、ベンチ裏に引っ込んでたもん」

チームが勝っても負けても、感情の揺れ幅が小さい。たまらなく寂しかった。

さて、実戦復帰の初打席は空振り三振。悔しそうに表情をゆがめたのは、故障者からプレーヤーに戻った証拠だ。七回に適時打を放ち、すました顔をしたのも同様。

「試合の緊張感は、出ないと得られない。それを味わえたのがうれしかった」。左手首が折れた瞬間、止まってしまった時計の針。ゆっくりと、再び動き始めた。

(読売新聞)



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