いとうな日々

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修猷館、好機逃がす

2010-07-08 | アマチュア野球
今年もまた夏の高校野球の季節が巡ってきた。昨年、母校・修猷館は20年振りのベスト4進出に沸いたが、今年は昨日残念ながら宗像高校との一回戦で、5-6の接戦に破れ姿を消した。

学生スポーツは、言うまでも無く、選手の学年が毎年進級しその構成が変わるため、一年々々のチームマネジメントが重要となる。毎年、同一戦力で弱点を補強して修正目標とするわけにはいかないのである。新チームは毎年“0”からのスタートなのである。

伝統校(指導者)といわれる学校はそのノウハウを手にしているのであろう。広島商業には毎年引き継がれるノートがあると聞いたことがある。その内容は「成功の記録」と言うよりは「失敗の記録」なのだと。環境は変化するものであるからこそ、過去の失敗例ほど肝に銘じておくことだ。

今年の母校は一回戦敗退、ではあるが今年一年を総括し、再出発(再計画、再目標)しない限り、「いつの日か甲子園」という希望が達成されることは無かろう。
胸を張って夏終える:村山智洸・修猷館主将

試合後、一瞬チームから離れ、涙をこらえて深呼吸した。そして胸を張って仲間の輪に戻った。「結果は悔しい。だけど練習してきたことに悔いはないです」

三塁手として出場した昨年の大会。チームは20年ぶりに県大会4強入りした。「接戦になったら勝てるチャンスがある」。

次々と競り勝ったあの夏の試合のイメージを後輩にも語ってきた。レギュラーにはほかに昨年の大会経験者が4人。先輩が作ってくれた目標(4強)に向かって「自分たちの野球をやろう」。心に誓って試合に望んだ。

5点を追う六回。先頭打者で打席に入り、中前打を放った。これを口火に集中打で4点返し、1点差に。昨年と同じ接戦の展開。だが違ったのは、最後に勝利の女神がほほ笑まなかったことだ。

「(昨年の成績への)プレッシャーに負けるような姿を見せず、よくチームを引っ張ってくれた」。衛藤震治監督はねぎらいの言葉を送った。

西日本新聞:7月8日朝刊=



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