いとうな日々

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検察側の証人 さだまさし

2010-07-10 | WEBLOG
さだまさしの歌を聞くと、いつも何かしら気付かされるものがある。メロディーの面、歌詞の面、両面からである。情景描写、心理描写その独自性は群を抜いていると思う。

歌手として彼本来の高音を強調する歌い方が聞く者の心に訴えかける。シンガーソングライターとしては「さだまさし」の個性を活かした歌作りを行っている。シリアスな曲と半コミックソング的な物、そして宗教的なものと多岐にわたる。

高校・大学と落語研究会に所属し、その話術には定評がある。小説家としてもその才能を発揮、処女作である自伝的小説『精霊流し』を刊行し、ベストセラーとなっている。2002年には短編小説集『解夏(げげ)』を刊行しその才能も伸長している。

このような、資質が複合的に作用すことで「さだまさし」が出来上がっているのである。「検察側の証人」はメロディはコミック的な要素を醸し出しながら、歌詞は恋愛という人間の本質的な行為の核心を突いているといえる。

「恋はいつでも必ず 独法師の影踏みゲーム  足元にあるのに追いつけない  追えば追う程きっと 取り残されてゆく  気がつけば いつも夕暮れ」

「恋はいつでも必ず 両刃の剣と同じ  傷つかない方がきっと 嘘をついてる  斬りつけていった方が 斬りつけられた方より  傷つく事だってあるはずよ」

「恋はいつでも必ず あみだくじみたいなものさ  たどる奴以外は道程を知らない  ひとしきり風吹けば 風紋が消える様に  見て見ぬふりの藪の中」


検察側の証人:歌詞


検察側の証人 さだまさし




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