いとうな日々

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さよならヤンキースタジアム=移転で「最終戦」、86年の歴史に幕

2008-09-22 | 大リーグ
さよならヤンキースタジアム-。当地にある米大リーグ、ヤンキースの本拠地ヤンキースタジアムで21日、現球場での「最後の試合」が行われた。来季から近くの新球場に移転するため、86年の歴史を持つ伝統の舞台に幕が下りた。

1923年の開場以来、数々の伝説を生んだ野球の「聖地」。古くはベーブ・ルースが本塁打を量産し、「ルースが建てた家」と呼ばれた。ルー・ゲーリッグやジョー・ディマジオ、ミッキー・マントルら、数々の強打者たちがファンを魅了。26度のワールドシリーズ制覇。野球という枠を超え、歴史的建造物として市民から愛された。

ピンストライプ一筋で14年目の主将、デレク・ジーター内野手は試合前「フィールドから球場全体を見渡すと照明がまぶしく、まるでブロードウェーの舞台に立っているような感覚になる。心地よく楽しくプレーできる場所だった。本当に寂しい」と感傷に浸った。

「歴史の一部になれることを誇りに思う半面、寂しさも残る」とジョー・ジラルディ監督。試合直前のセレモニーでは往年の名選手らが登場。5万人を超える観衆が見守る中、ルースの娘で92歳のジュリア・ルース・スティーブンスさんが始球式を務めた。2003年4月にこの球場でのデビューを満塁本塁打で飾った松井秀喜外野手も指名打者で先発出場。チーム初安打を放った。

ヤンキースはオリオールズを7-3で破り、ラスト・ステージを勝利で飾った。ジーターはファンに「この球場の思い出を新しい世代に伝えてほしい」と訴えた。 





米大リーグ(MLB)ヤンキースの本拠地ヤンキースタジアムで21日、レギュラーシーズン最終戦に先立ち、同球場の閉鎖に伴う記念セレモニーが行われた。道路を挟んだ向かいには総額13億ドル(約1400億円)をかけた新しいスタジアムが完成間近となっている。

セレモニーでは、歴代の名選手らがフィールドに戻り、ジョー・ディマジオやルー・ゲーリッグなど他界した英雄にはレプリカのユニフォームを来た俳優が扮(ふん)して86年の歴史をしのんだ。

1923年に同スタジアムがオープンして以来、ヤンキースはワールドシリーズで26回優勝。そのほか、歴代3人のローマ法王によるミサや、大きなボクシングの試合のほか、元南アフリカ大統領ネルソン・マンデラ氏の釈放直後に行われたデモなどの会場にもなった。

ヤンキースのジラルディ監督は、試合開始前「この場所はわれわれの歴史の一部だった。野球だけでなくわが国のだ」と語った。

試合開始7時間前からファンが会場に集まり始め、1923年当時のチームの監督とベーブ・ルースなど先発選手に扮した俳優らが外野フェンスの後ろから入場してセレモニーが開始。レジー・ジャクソン、ヨギ・ベラといった往年の名選手が会場に姿を現すとさらに観客が増えた。