いとうな日々

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調査会「鳥取の2人、拉致濃厚」 家族は近く告発

2007-06-07 | 北朝鮮・拉致問題
「特定失踪(しっそう)者問題調査会」(荒木和博代表)は6日、77年に鳥取県内で失跡した古都瑞子(ふるいちみずこ)さん(当時47歳)と、88年に同県沖で失跡した矢倉富康さん(同36歳)について、「北朝鮮に拉致された可能性が濃厚」と発表した。近く家族が国外移送目的略取などの容疑で鳥取県警に告発する。政府が認定した拉致被害者以外で、同調査会が「拉致濃厚」と判断したのは計35人となる。

調査会によると、2人とも失跡当時は鳥取県米子市に在住。古都さんは77年11月14日夜、勤めていた皆生(かいけ)温泉の旅館での仕事を終えて一時帰宅し、普段着に着替えて出かけたまま行方不明になった。東京へ行く切符やハンドバッグ、現金、常備していたポケベルなどは置いたままだった。この日は横田めぐみさんが拉致された日の1日前で、02年に脱北した北朝鮮の元踊り子が「しゅうとめの親友にとてもよく似ている」と証言していることから「拉致濃厚」と判断した。

また矢倉さんは88年8月2日午後6時ごろから1人で漁に出かけ、翌日朝に境港に戻る予定だったが、行方不明になった。同月10日に竹島近くの沖で船が見つかったが、本人の姿はなかった。船には他の船と衝突した跡があったが、境港周辺の船では使われていない塗料が付着していたことなどから、拉致された可能性が高いという。

(毎日新聞)