岩村、デビルレイズと契約

米大リーグ、デビルレイズは１５日、ポスティングシステム（入札制度）で独占交渉権を獲得していたヤクルトの岩村明憲内野手（２７）と３年契約を結んだと発表した。４年目は球団が選択権を持つ。１６日午前零時（日本時間１６日午後２時）が交渉期限だった。背番号は「１」に決まった。

デビルレイズの公式ホームページ（ＨＰ）によると、３年間の総額は７７０万ドル（約９億円）で４年目は４２５万ドル。選択権を行使しない場合は２５万ドルを岩村に支払う。

今オフ、大リーグに新たに加わった日本選手は岡島秀樹、松坂大輔両投手（以上レッドソックス）に続き３人目で、同じく入札制度を利用した阪神の井川慶投手が、ヤンキースと入団交渉中。

公式ＨＰで岩村は「こういう機会を与えられ、本当にうれしい。デビルレイズの一員になることを楽しみにしている」と語っている。

米フロリダ州セントピーターズバーグに本拠地を置くデビルレイズは松井秀喜外野手のヤンキースやレッドソックスと同じア・リーグ東地区で、野茂英雄投手が所属したこともあり、ことしは森慎二投手が所属。

岩村は２００４年から３年連続で３割、３０本塁打をマークし、ことし３月のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）では日本代表の正三塁手だった。

岩村明憲内野手の話　「ただメジャーに入ることだけが目標ではない。メジャーで活躍することが目標。その第一歩となる機会を与えてくれたデビルレイズに感謝したい。スプリングトレーニングで楽しみが不安を上回るようであれば、大丈夫だと思う」

（共同通信）