瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

断食と夢、そしてミンデル

2010年02月25日 | 瞑想日記
◆週に一回のペースで一日半断食は続けている。昨日一日食べず、今日の昼に復食した。断食といっても豆乳を含め200~300キロカロリーは飲食するからかなり緩めの断食ということになるが。

一つ、ますますはっきりしてきたことがある。断食中は深い夢を見ることが多いということだ。先週の断食中はとくに印象深い夢は見ていないが、今回は強烈な夢を見た。夢の内容は書きたくないのだが、深い恐怖にかかわる夢だった。最近、あまり深い夢は見なくなっているが、断食中は睡眠時の8割がたは、印象的な夢を見る。断食は無意識的なものを刺激し解放する効果があるようだ。少なくとも私にとってはほぼ確実にそう言えそうだ。

もちろん断食は、瞑想の集中力を高めるから、瞑想と断食・少食が相乗効果となって瞑想が深まる。明日からまた、一日半断食をしようと思う。そして瞑想も。

今回、深い夢を見たのは、昨日からミンデルを再読し始め、深く共感したことも影響があるかも知れない。

◆これからしばらくミンデルの『シャーマンズボディ―心身の健康・人間関係・コミュニティを変容させる新しいシャーマニズム』から印象に残った言葉を抜き出して、感じるところを書いていきたい。同じようなことは、最初にこの本を読んだときもこにのブログでやったことがあるが、今は感じ方がより深くなっていると思う。引用する箇所も違ってくるだろう。

ミンデルは、ドン・ファンの「第一の注意力」、「第二の注意力」という言葉を借用して次のように言う。

「第一の注意力は、私たちが日々の仕事をこなし、定めた目標を達成し、自分のアイデンティティを保つのに必要な自覚である。一方、第二の注意力は、普段無視している内的な出来事、主観的な体験、非合理的な体験に焦点を当てる自覚である。第二の注意力は、無意識的(で夢のような)動作、偶然の出来事、うっかりした言い間違いといった、四六時中生じている自発的なプロセスへ向けられたものだが、それは夢見の世界への鍵なのである。」P30

第二の注意力を育むことによって、日々の生活の場である現実が、豊かな意味をもって働きかけてくる。夢が、私にそっと何かを教えてくれるように、体の症状も夢と同じメッセージを伝えようとしている。日常の中で延々と続けられる散漫な思考や夢想も、気づきさえすれば、私の奥深くから湧きあがってくる「傾向」を物語っている。それは、気づきさえすれば夜見た夢と同じプロセスを物語っている。そして気づき(サティ)は、日常の中でも研ぎ澄ましていくことができる。

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