釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】アマダイの若狭焼き・刺身・ウロコ揚げ・潮汁

2020-02-04 06:03:00 | 釣魚料理
一俊丸さんのアマダイ釣行は小振りな3匹で終わり、ゲストもたったの2匹というトホホな結果。

1回食卓を飾るだけて消滅しちゃう量ですよ。


(たったのこれだけ。)

となると、凝った料理は無理なんで基本は刺身になる。

アマダイ1匹とゲスト2匹を下ろして食べ比べましょう。


(右・下アマダイ、左アカボラ、上カナガシラ。)

アマダイは一番大きいやつを塩もせずにキッチンペーパーで巻いて1日寝かせたものの、塩してないから身は柔らかいままだな。

はんなりとりた甘味が余韻として残る。お上品ですな。
これで身が締まってたら言うことないのにクニャっとしてるよ。
塩で締めた方が良かったな。

カナガシラはしっかりした身でまあまあな旨味を持つ白身。
もう少し寝かせた方が良いのかもね。

アカボラはさすがの実力で身質、味ともに唸らずにはいられない。
市販じゃ買えないし、お店でも食べれないから釣らないと味わえないよ。

3種の刺身では筆頭だな。


(背から下ろす。)

アマダイの残り2匹は背開きにして、ひと塩の後、酒を塗って冷蔵庫で一日干す。

焼く前にもう一度酒を塗ってからグリルで火を入れるといい感じだぞ。


(なかなかの出来だ。)

アマダイの若狭焼き。

ウロコが着いたままの皮ごと身をいただく。
香ばしくてサックりしたウロコと皮目の脂が良い仕事をしてるよ。

少々身が柔らかいのは塩が足らなかったのかもしれんが、本物の若狭グジを食べたことがないから分からんのよ。


(サクサク。)

刺身で引いたウロコ付きの皮は素揚げにする。
釣って1日経ってるからウロコの開きがイマイチなのは仕方ないね。

塩していただくとウロコのサクッの後に皮目の旨味がじわっと来る。
これはツマミに持ってこいだな。

身がなくても高級魚たる実力が垣間見れる一品だ。
お見事。


(これも上品。)

刺身にしたそれぞれの魚のアラで出汁取りして潮汁に。

椀の表面に浮かぶ小さな脂の輪が旨さの証だよ。


(集合写真。)

アマダイは上品な旨味が身上の高級魚だけど、身の柔らかさがどうにかなればもっとイケてると思うんだよね。

アマダイが、ではなく、調理するこちらの実力の問題なんでしょうかね?


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