坂野直子の美術批評ダイアリー

美術ジャーナリスト坂野直子(ばんのなおこ)が展覧会、個展を実際に見て批評していきます。

今年末で休館となるサントリーミュージアム「天保山」

2010年06月08日 | 展覧会
近代のポスターやデザインの収集で特徴的だったサントリーミュージアム「天保山」(大阪市港区)で、現代アートの骨太の企画展が開催されています。「レゾナンス 共鳴」展で、独特の人物像を描くマルレーネ・デュマス、ジャネット・カーディフの世界的アーティストから注目の金氏徹平や伊藤彩などの若手まで、20人約120点を集めた大型展です。個展でも目にする作家が多いので、集約して現代アートの動向を見たいという方にはお勧めです。
安藤忠雄の設計で海に臨むランドマーク的な存在として目を引く美術館でしたが、
今年末で休館が決まりました。それまで内容の濃い企画展が目白押しです。
今後も建物の空間を生かす活用をして頂きたいと思います。

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