17日は誕生日でした。たくさんの人に祝ってもらってしまいました。
本当に本当にありがとうでした。自分は本当に幸せものです。感激しました。
当日、ゴーギャン展行ったので、レポします。
ゴーギャンは、一生を通じて、どこか孤独で、敬虔なキリスト教徒ゆえに罪の意識に苛まれる人生を歩んだ人でした。
初期の印象派の頃こそは、素直ないい絵を描いていたのですが、その当時から、
すでに人物画に笑顔がありません。
まだ印象派初期時代だったためと、30過ぎてからのデビューで「遅れてきた画家」として、名前が売れていなかった彼は、生来の性格もあってか、フランス南部の閉鎖的な風潮からは、ちょっと浮いている存在だったみたいです。
しかし、当時の技法は抽象画でありつつ繊細なタッチで、優しい絵です。
彼がその地を愛したことが伺えます。とてもほほえましく美しい絵が多かった。
そして、敬虔なキリスト教徒ながら、奔放なタヒチに惹かれたゴーギャンは、妻子を残してそっちに移り住んでしまったりするわけなんですけど(苦笑)タヒチ人からは(タヒチの妻も娶るんですけど)いまいち受け入れられず、タヒチがフランスに占領されてどんどん変わってしまうことに心を痛めたりしています。
美しい花々や草木とはウラハラに、住んでいる人々のこちらを見る視線が妙に冷ややかだったり、暗かったりするのは、ゴーギャンの複雑な胸中を見る
思いです。
同時期、フランスに戻って個展を開いたりしていますが、いまいち成功せず、版画を数点残してますが、それがとても緻密で美しかったです。
南国とキリスト教と、何故かエジプト?の死と再生のイメージをコラージュしたような作品群でした。
そして真打ち。晩年に残したという大きな横長の絵です。
「我々はどこからきたのか 我々は何者か 我々はどこへいくのか」
という仰々しいタイトルがついています。
今まで描いてきた絵を、あちこち組み合わせるようにしてできていて、ゴッホのときほどではないのですが、なかなか胸にくるものがありました。
(MOMA展でゴッホの「嵐の夜」(だったけ?)を見たときは、衝撃のあまり30分くらいその場を動けなかったです・・・(^^;)
そして、その後・・・
病に倒れて亡くなるのですが、その絵の後は、かえってどこか突き抜けているような明るい風潮の作品が続きます。
最後に描かれた「女性と白馬」という作品は自殺未遂をした後に描かれたとも言われてますが、なんとなく、初期のやさしいゴーギャンの絵を彷彿とさせるような作品で、一番長く魅入ってしまいました。
山の頂上付近には、自分のものと思わせる白い墓標が立っていて、すごく印象的。
うう、美術館感想が長くなりすぎた(汗)
その後は、あまりにもお腹が減ってしまったので、他の作品は諦めて食事に。
東京駅に出たら、最初に入ったビルに、知っているパスタ屋さんがあったので、思わずそこに決めちゃいました(^-^)滅多に食べられないので、コースランチを希望♪
・前菜:サーモンのカルパッチョ
・パスタ:トマトのクリームパスタ
・メイン:豚肉の香草焼き
・デザート:ナポレオンパイ(選べるメニュー)
・ドリンク:フリー(アイスコーヒー、アイスティ、紅茶をいただき☆)
・パンもおかわり自由、サラダ付き
でしたっ!しめて、なんと1800円!やすっ!!(笑)親はスープランチを頼んでましたが・・・900円(笑)
それでも、パン&サラダ&フリードリンクついてるので、めちゃおなかいっぱいと
言ってました。
ではでは、そんなこんななバースデイでした、ってことで☆