今日のゲラ読み
『ショートショート・ドロップス』
編者:新井素子
幼年期、共働き(という言葉は死語だろうか)の両親は不在が多く
学校から帰っても自宅には誰もいなかった。
もっとも近所はそんな子どもばかりの住宅地で寂しさなどはなかった。
そんな中に一人暮らしのおばあちゃんがいて、私たちの事をいつも
気にかけ自宅も解放し出入り自由にしてくれていた。
そのおばあちゃんが時々缶入りのドロップをくれたのである。
そう、あめちゃんでなくドロップなのだ。
一人に一つずつ手にのせてくれる。
「コロン」と出てくるドロップを何味だろうとドキドキしながら
順番を待ったのを思い出す。
新井素子さん編集のショートショートを読みながら
そんな忘れていた昔のことを思い出した。
懐かしいものから初めて出会うものまで、様々なショートショートが
心に沁み込んでくる。
短いお話の中に自分を素直にさせる何かが潜んでいます。
読むのが遅くなり搬入発売を過ぎ、そろそろ本屋に並ぶ頃となってしまいました。
女性ばかりの書き手。 短編集より短いショートショートは文章が削ぎ落され
読み手に様々な想像と推理を働かせる。
本屋で見かけたら手に取ってみてくださいね。
『ショートショート・ドロップス』
編者:新井素子
幼年期、共働き(という言葉は死語だろうか)の両親は不在が多く
学校から帰っても自宅には誰もいなかった。
もっとも近所はそんな子どもばかりの住宅地で寂しさなどはなかった。
そんな中に一人暮らしのおばあちゃんがいて、私たちの事をいつも
気にかけ自宅も解放し出入り自由にしてくれていた。
そのおばあちゃんが時々缶入りのドロップをくれたのである。
そう、あめちゃんでなくドロップなのだ。
一人に一つずつ手にのせてくれる。
「コロン」と出てくるドロップを何味だろうとドキドキしながら
順番を待ったのを思い出す。
新井素子さん編集のショートショートを読みながら
そんな忘れていた昔のことを思い出した。
懐かしいものから初めて出会うものまで、様々なショートショートが
心に沁み込んでくる。
短いお話の中に自分を素直にさせる何かが潜んでいます。
読むのが遅くなり搬入発売を過ぎ、そろそろ本屋に並ぶ頃となってしまいました。
女性ばかりの書き手。 短編集より短いショートショートは文章が削ぎ落され
読み手に様々な想像と推理を働かせる。
本屋で見かけたら手に取ってみてくださいね。