Capriccioso 街角の本屋 +++ miyu's room+++

「ひとりごと」を言うのではなく書こう☆という感じの日記です。
我がまま、気ままに、そこはかとなく…

【手から手へ展】と【レオ・レオニ 絵本のしごと】

2014-04-22 | Weblog
2月の話だからやめとこう・・・と思いましたが
これは記録しておきたいのでやっぱり書きます

もう終わってしまうと慌てて行った【レオ・レオニ 絵本のしごと】と
どうしても行きたかった【手から手へ展】の話です


色の魔術師とも呼ばれているレオ・レオニ
教科書に掲載されていた時もあるし、『スイミー』とか
日本でもおなじみの絵本ですよね

1999年にお亡くなりになってしまわれたのですが
沢山の絵本を残してくれています。
デビューは49歳と遅かったんですけどね。


「自分らしく生きる」というメッセージが
聴こえてきそうな、あたたかな絵本展でした
最後のスイミーの空間が楽しくて
しばらく一人で遊びました



そしてどうしても行きたかった【手から手へ展】

手から手へ展とは・・・

子どもの本に関わる日本の絵本作家たちが、
「3.11後の世界から私たちの未来を考える」というテーマで
世界の仲間たちに呼びかけて、作品を募った展覧会です。

日本・スロヴァキア、そしてヨーロッパ諸国からの有志
56名が参加し、震災から一年後の2012年3月、
イタリアのボローニャで最初の展覧会が開催されました。

その後、ブラティスラヴァ、ワルシャワ、アムステルダム、
コペンハーゲンを駆け巡り、世界の人々に作家たちの想いを
届けてきました。
(以上 『手から手へ展』公式HPより)


その展覧会が福岡にやってきたのです。
福岡は2会場での実施でした。

第1会場のビブリオラボ

写真下が参加している作家さんたちの
作品群です。

私の言葉ではうまく伝わらないかもなので
事務局代表の絵本作家 降矢奈々さんの
企画趣旨を書き写します。


2011年3月11日、この日を境に日本は一変しました。
M9の強大な地震。それにより発生した
大津波による東日本の太平洋沿岸地域の壊滅的な被害。

さらに追い討ちをかけるように
“福島第一原発”が大事故を起こしました。
放射能は大気中、海洋へと漏れ出し、
今もなお事故終息には程遠い状況です。

津波被災地の復興と放射能汚染地域の除染は、
日本にとってできるだけ早く解決すべき課題です。

しかし、原発事故後時間が経てば経つほど、
放射能汚染の除染の困難さが、普通の日本人の目にも
明らかになってきました。
子どもは放射線の影響を大人より強く受けます。
子どもを持ったお母さんや若い女性の不安は甚大です。

このような状況の中、アートに何か手助けができるでしょうか。
生きることで精一杯の人々にとって、
アートなど役立たずでしかないのでしょうか。
アートに何ができるのか……。(中略)

今この時、私たちアーチストができることのひとつ。
私たちの発するメッセージが観客の方々に届き、
それが人々の手から手へと伝わり世界に
広がっていくことを願い、この展覧会に
「手から手へ」と名づけました。
(絵本作家 降矢奈々)




アートの持つ力・・・
私はアートで表現する力は持っていませんが
観て感じるのはとても好き。
そして今回は「好き」というだけでなく
アートにできる力を感じ取ってみたかったんです


第1会場の【ビブリオラボ】さんは
絵本と図鑑の親子ライブラリー
写真下の本棚、ところどころに色がついた枠が
あるのわかりますか?
作家さんセレクトの棚だったりするんですよ~

実際の手から手へ展の作品は撮影できないので
残念ながらご紹介できないのですが
まだ日本を巡回中なので機会に恵まれた方は
是非足を運ばれてください。
入場も無料です。


第2会場 福岡市総合図書館 ギャラリー

ここでも他の作品が見れるので、方向音痴の自分に負けず
頑張ってたどり着きました。

が。。。
ここでとても残念な出来事がありました。

当日はRKBさんの取材が入っていてカメラが
まわっていたのですがとても静かでしたし、
全然気になりませんでした。
残念な出来事はRKBさんが帰られた後のこと。

取材中は映りたくなかったし廊下の作品展示も沢山だったので
展示室はRKBさんが帰られてから入ったのですが、
そこにいたボランティア(だと思われる)の
年配の女性お二人が大きな声でお金の話とかをされてて

喧嘩しているわけではないんですが
「このお金は触ったらダメ」とか「もしグッズを買いたいと
言い出す客がいたら」とか大きな声で
あーだこーだとかみ合わない話をされてるんです。

そもそも入場無料だし、趣旨に賛同できたので
グッズを購入することで運営費用の応援になるのならと
購入を予定していたのですが、近づくことすらできませんでした。

何より声が大きいので決して広くない展示室の作品は
落ち着いてみることができませんでした。

原画ですので勿論1点ものですよね
【ビブリオラボ】さんにはない作品たち。
ゆっくり観させてもらいたかった・・・
原画もチャリティーで販売してて、勿論買えなかったとは
思うけど、すごくすごく残念

数ヶ月たった今、消化できたので文章化しました。
この企画展。すごく素敵なものなのにな。
とてもとても残念です。

そして私もイベントなどで無償でお手伝いすることが
多々あります。
気をつけなさい、初心に戻りなさいということかなと
思いました。


話がかなりそれてしまいましたが
アートの持つ力を信じ、また新たなイベントの
お手伝いをしています。


【さくら祭 in アートプラザ】入場無料 
~少路和伸・芳賀健太・小間希美 三人展~
 
5月6日(祝)~10日(土)
アートホール2Fアートプラザ 10:00~18:00
初日は15:00から 最終日は16:00まで
          
ワークショップもあります
5/9(金)芳賀健太 エコタイルアート
5/7(水)・5/10(土)少路和伸 ボードアート

詳細や申し込みは
作業所ゆう 097-544-8892 (後藤 090-2962-9782)
までお願いします

あとね、【桜の大壁画プロジェクト】
 ~ガレキに桜(はな)を咲かせましょう~
もやってるの
ガレキを使って描いた桜の幹に
桜の花の形をしたカードへ被災地への思いを綴ったメッセージを
書き貼り付けます。参加費は¥100です
会期終了までに満開になるといいな

長くなりましたが5/5にはホルトホールでも
関連イベントがあります

東日本大震災復興支援【さくら祭りinホルトホール】
5月5日(月・祝) 12:30開場 13:00開演(15:00終了予定)
ホルトホール小ホール 【入場料500円】

陸前高田ドキュメンタリー「あの街に桜が咲けば」上映
映画公式HP http://anosaku.ifdef.jp/
映画の監督の講演付きです。

そしてシンポジウムもあります。
予定しているパネリストは
小川光一 『あの街に桜が咲けば』監督
スカルリーパー・エイジ  大分市議・FTO所属
安東静夫 出会いの村里親協力会代表
村田光貴 農民 震災後に陸前高田より大分に移住
少路和伸 絵描き

こんな盛りだくさんな内容で¥500
勿論映画代込みですよ。

他、核兵器廃絶高校生1万人署名活動と平和大使活動報告。
桜ライン311への募金活動。
アトリエMoMoの活動紹介。
私も本の販売でお手伝いしてます

ひゃー長くなっちゃいました
読んでくださってありがとうございます

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