Capriccioso 街角の本屋 +++ miyu's room+++

「ひとりごと」を言うのではなく書こう☆という感じの日記です。
我がまま、気ままに、そこはかとなく…

街角の本屋さん@2012.01

2012-01-20 | 街角の本屋さん
最近、アレ食べた、コレ食べたばかりで
本の話題がまったくないじゃんとようやく気づいた私

久々の本職【街角の本屋さん】です

『漁港の肉子ちゃん』
著者:西加奈子 出版社:幻冬舎 価格:¥1470
ISBN:978-4344020498

表紙がすごいインパクトありますでしょ
コレは西さんご本人が書かれてるそうです
ご本人曰く「クリムト」だとか
確かに「ダナエ」ですね

内容はネタバレにならない程度に。
うん、面白いですよ 
笑いなから主人公の眼を通して、読み手も一緒に、
少しずつ世界感が変わっていきます

「人は人に迷惑をかけながら生きている」
そんな当たり前なことを、忙しさにかまけて
つい忘れてしまっている日々。
当たり前で大事な事
改めて思い出させてくれるこの本は
忙しい方も一気に読める内容でおすすめです



『おまえさん』
著者:宮部みゆき 出版社:講談社 価格:上・下巻とも各¥880(他単行本上・下巻各¥1890もあり)
ISBN 上巻978-4062770729 下巻978-4062770736

待ちに待ちました宮部みゆきさんの人気シリーズ
『ぼんくら』『日暮らし』に続く第3弾
前回から結構な年数が空いて、皆さん待ちにまった新作です

宮部さんもそこのとこ、とても気にされていて、
本来なら単行本が発売されて2年位おいて文庫化するのですが、
今回は執筆にそれぐらいの年数がかかったからと
最初から文庫化発売 

でも単行本で揃えられてるファンの方にむけて
単行本も出さなきゃ不味いっしょ…となり
同時発売となったようです

で、内容はと言いますと、正直シリーズものなので
前2作を読まれてる方が登場人物像などを把握できるので
読まれてからの方がおすすめです

そこを抜きにすれば、宮部さんお得意の
お江戸ワールド 宮部さんは現代ものも定評がありますが
やっぱり時代ものにその実力が一番発揮されていると思います

時代ものはちょっと…と敬遠されているかたに
是非読んで欲しい宮部みゆきワールドです
私も実は若い時、時代ものは食わず嫌いで、
宮部さんの作品でクリアしたんですよ

宮部さんなので推理的要素もしっかりしてますし、
時代ものだからと構えるとこもないし、
それなのに江戸の町並みもしっかり伝わってきて
読みやすいですよ

いきなり長編の3部作が難しく感じられる方は
宮部みゆきさん、他にも時代ものを沢山書かれてますので
機会があったら読まれてみて下さいね

おっと、久々でちょっと力が入ってしまいました

『SMILE』もこのブログには9月号までしか
UPしていませんが、ちゃんと毎月お仕事してました

『SMILE』さんは一応、今月で終わり(かな?)
担当してくださったデザイナーさんが
とっても素敵な方だったんです
お顔を拝見するだけで、自然に笑顔になれる
しかもオシャレで努力を惜しまない方
私も見習わなきゃとお会いする度思っていました
お会いできなくなるのは寂しいな

FMの時もそうでしたが、仕事の区切りには
当然出会いもあれば別れもあり…
でもこの積み重ねがあるからこそ
今の自分があるそう思うことにしています

またご縁があればご一緒したいです


以上、街角の本屋でした