農薬や化学肥料を使わず草マルチを利用して植物を育てていると、庭にはいろいろな野草が生えてくる。場所によって生えてくる野草は違っている。葉野菜を作るのはカヤや単子葉植物が群生しているような場所ではなく、ハコベやオオイヌノフグリが生えているようなところがいいと言われている。土壌の酸度などの指標になる。
ホトケノザやオオイヌノフグリハコベは葉物野菜を育てている近くに群生する。
タンポポも野菜やハーブを植えているあたりによく生えてくる。
カタクリ・ヤブカンゾウ・ヤマユリは野草だが植えたもの。どれも食べることができる。カタクリは家の近くには自生していない。ヤマユリはかろうじて自生しているものがある。ヤブカンゾウは結構自生している姿が見える。
ウマノスズクサはジャコウアゲハの食草で、ジャコウアゲハが見たくて植えた。これは毒草。コバノタツナミソウは何かの植物にくっついてきたんじゃないかと思っている。ドクダミも何かにくっついて来たようで、花が咲くころには一寸取って利用している。ウツボグサはグランドカバーにして利用している。ドクダミとウツボグサは和製ハーブだ。薬草でお茶にして飲める。
桃の木の下はクリーピングタイムと宿根バーベナ・ウツボグサそしていろいろな野草でおおわれている。桃の木は植えて10年ほどになる。どの草をグランドカバーとして組み合わせるとモモが元気でいられるのか、今は良く分からない。今のところアブラムシがついている様子がないので、葉はきれいだ。グランドカバーの植物はみな根が浅い。どれが相性がいいのか、、、
ここでは、雑草はクワクサ・カタバミ・オオイヌノフグリが多い。植えてある植物より大きくならないように気を付けている。草マルチにして水やりが少なくてすむようにしている。
ここには、トレニアのこぼれ種から芽を出した苗が育っている。もう二週間もしたら花が咲き始めるだろう。こぼれ種で育つのはトレニアのほかにニゲラ・ビオラ・スイートフェンネル・シソ・宿根サルビア・コリアンダー・オルレア・ネモフィラ・ワイルドストロベリーなど。グランドカバーとして使えるものが多い。
うちの庭はまず果物次に野菜とハーブ、そして花。ガーデニングも楽しんでいる。
アナベル・モナルダ・エキナセア・ミニバラ・アガパンサス。
ユリとメディカルティーツリー。
アガパンサス、庭のあちこちで大株に育っている。この花が咲くともう夏。
ハナショウブ・ウツボグサ(庭のグランドカバーになっている)・サルビアウリギノーサ。
エキナセア・カサブランカ・カシワバアジサイ・ガクアジサイ。
カサブランカ・セイヨウニンジンボク。
6月の初めはクレマチスやシャクヤク。宿根草が主役の庭なので移り変わる季節を楽しめる。
今読んでいる本。とても納得!と思うことの多い本だった。
作者はディビッド・モントゴメリー&アン・ビクレーの夫妻。
ディビッドはワシントン大学教授。地形の発達及び地形学的プロセスが生態系と人間社会に与える影響を研究。
アンは生物学者で環境プランナー。
似通っている人体での微生物の働きと土壌での微生物層の働き。微生物層が活性化する農業とガーデニング。
今世界の現実は農地と人間の体内に住む微生物への、医学農学による無差別攻撃が行われているのではないか、と問いかける。
私は「土壌中の有機物は植物そのものではなく土壌生物の栄養となり、こうした生物が栄養の取り込みを助けて、病虫害を予防していたのだ」ということが読んでいて心から納得できたし、日々していることと何の矛盾もなかった。
久しぶりに一気に読み上げることができた本。
本を読みながら循環型農業のために畑に埋め込んだこの落葉と白い菌糸を思い出した。