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扉をたたく人

2010年07月07日 | こんな映画見ました~(洋画)
『扉をたたく人』
---THE VISITOR---
2007年(アメリカ)

監督:トム・マッカーシー
出演:リチャード・ジェンキンス、ヒアム・アッバス、ハーズ・スレイマン、ダナイ・グリラ 

初老の大学教授と移民青年との心の交流を描いた感動ヒューマン・ドラマ。
妻を亡くして以来、心を閉ざす孤独な男が、ひょんなことから出会ったジャンベ(アフリンカン・ドラム)奏者との友情を通じて次第に本来の自分らしさを取り戻していく姿を、9.11以降非常に厳格な措置を講ずるようになったアメリカの移民政策を背景に綴る。

 コネティカット州の大学で教鞭を執る62歳の経済学教授ウォルター(リチャード・ジェンキンス)。
愛する妻がこの世を去ってから心を閉ざしたまま孤独に生きてきた彼はある日、学会出席のためニューヨークへ赴く。
そして別宅のアパートを訪れると、そこには見ず知らずの若いカップル、シリア出身の移民青年タレク(ハーズ・スレイマン)とセネガル出身の恋人ゼイナブ( ダナイ・グリラ )が滞在していた。
しかし、彼らはこの時はじめて詐欺に遭っていたと知り、グリーンカード(永住許可証)を持たないために警察沙汰などで国外追放になるのを恐れ、素直に去っていく。
だが、あてのない2人を見過ごせなかったウォルターは、しばらくの間この部屋に泊めることに。そのやさしさに感激したジャンベ奏者のタレクからジャンベを教えられ、友情を育んでいくウォルター。
ジャンベをたたく楽しさを知った彼は再び生きる喜びを見出し、閉じていた心の扉を開いていくのだが…。
(allcinemaより)


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主演したリチャード・ジェンキンスが良かったですね。
彼の「スタンドアップ」の父親役には泣かされ、「迷い婚」の父親役には癒されました。
そんなリチャード・ジェンキンスに期待しての鑑賞でしたが、期待通りに坦々と、優しく観客を包み込むような演技でした。

9.11後のアメリカを背景に、不法滞在の若者と大学教授の心の触れ合いが実に丁寧に、リアルに描かれています。
話の展開も無理なく、現実を伝えようという撮り方が心地よかったです。




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2 コメント

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そうだねぇ~ (miyu)
2010-07-08 06:35:13
リチャード・ジェンキンスって派手じゃないんだけど、
いい味を出してるんですよねぇ。
その彼がこの映画に実にハマっていましたよねぇ~。
miyuさんへ! (小米花)
2010-07-08 21:45:53
リチャード・ジェンキンスは「スタンドアップ」「迷い婚」の印象が強かったのですが、
ネット検索してみると随分いろいろな作品に出ているのでびっくりしました。

この作品もまた良かったですよね。

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