“子連れ旅行”をちょっとひと休みして、「世界で出会った子どもたち」第2弾!
今回は、ベトナムの水上マーケットで出会った家族たち。。。
*****
時は1999年3月。
(えっ、もう9年も前になるのね… あらためて月日の経つ速さにショックを受ける私)
2か月間の東南アジア周遊の旅に出ていた私は、そのころ、
サイゴン(ホーチミン)の南西約160km、カントーというメコン・デルタ最大の街にいた。
“アジアの穀倉地帯”メコン・デルタでは、米をはじめさまざまな果物や野菜がつくられている。
それら農作物が集まり流通する“市場”というものは、ここではメコン川の上!
昔からメコン川流域では、ボートが主な交通手段だから。
(今はだいぶ陸上交通機関も発達して、水上マーケットも縮小してきているようだが)
カントー周辺にはいくつか水上マーケットが形成されているが、
なかでもカイランの水上マーケットはメコン・デルタ最大規模。
(バンコクの観光客向け水上マーケットとはスケールが違う!)
“市場めぐり”の大好きな私は、ここを訪れるのをずっーと楽しみにしていたのだ。
カントーに着くやいなや声をかけてきた客引きのオネエサンと値段交渉して、
3人の旅行者といっしょに、メコン川クルーズにさっそく出かけることに。
朝の6~8時ごろが市場のピークとあって、早朝6時にツアーはスタート。
↑日が昇る前から、カイランマーケットにボートが集まり始める
すごい! どんどん船が集まり、ラッシュアワーの大混雑。
小さな手漕ぎボートから全長10m以上の船まで、大小さまざまな船が入り乱れる。
その光景は、まさに“壮観!”のひとこと。
いくつかのブログやHPで最近のカイランマーケットの写真をのぞいてみたが、
9年前とほとんど変わっていない。(規模は若干縮小されているかもしれないけど)
今もあの風景が変わらず続いているかと思うと、なんだかうれしい。
↑農作物をもって売りにきた、すげ笠の女性たち
クルーズガイドのニュギェン(彼の名は日本語表記がむずかしい…)は、
慣れた様子でマーケット内をゆっくり動き、
あまり流暢ではないけど英語でいろいろ説明してくれた。
手漕ぎの小さなボートは、畑でつくった農作物を乗せて売りに来る地元の農民たち。
そして大型の船は仲買人(ブローカー)で、農民たちから商品を買い取り、
メコン・デルタの町々やサイゴンに持って帰って売りさばく。
水上マーケットでは、あちこちで大きい船と小さい船が寄り添い、
値段交渉や商品をおろしているシーンが見られる。
そしてその間を、水上カフェや食堂のボートが、観光客を乗せたボートが、行き来して…
↑農家とブローカーの間で、値段交渉が始まる
↑交渉成立。商品の特大ウリを大型船に積み込む。
ブローカーは仕入れの数倍の値段で、町に売りに行くそうだ
ブローカーは仲買に出ると何日も帰れないため、大型の船は居住を兼ねている。
あるいは、ここ水上マーケットを定住の地としてしまい、
船上で暮らしているブローカーも多いらしい。
船の暮らしってどんなんだろう。船の中ってどうなっているのかな。…
好奇心に駆られた私は、ガイドのニュギェンに
「船の中を見たいんだけど…ムリかなぁ?」とダメもとで聞いてみた。
えっ…、と一瞬困惑の表情を見せた彼だったが、しばらく水上をウロウロ走り、
やがて1艘の船に横付けし始めた。
つづく
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今回は、ベトナムの水上マーケットで出会った家族たち。。。
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時は1999年3月。
(えっ、もう9年も前になるのね… あらためて月日の経つ速さにショックを受ける私)
2か月間の東南アジア周遊の旅に出ていた私は、そのころ、
サイゴン(ホーチミン)の南西約160km、カントーというメコン・デルタ最大の街にいた。
“アジアの穀倉地帯”メコン・デルタでは、米をはじめさまざまな果物や野菜がつくられている。
それら農作物が集まり流通する“市場”というものは、ここではメコン川の上!
昔からメコン川流域では、ボートが主な交通手段だから。
(今はだいぶ陸上交通機関も発達して、水上マーケットも縮小してきているようだが)
カントー周辺にはいくつか水上マーケットが形成されているが、
なかでもカイランの水上マーケットはメコン・デルタ最大規模。
(バンコクの観光客向け水上マーケットとはスケールが違う!)
“市場めぐり”の大好きな私は、ここを訪れるのをずっーと楽しみにしていたのだ。
カントーに着くやいなや声をかけてきた客引きのオネエサンと値段交渉して、
3人の旅行者といっしょに、メコン川クルーズにさっそく出かけることに。
朝の6~8時ごろが市場のピークとあって、早朝6時にツアーはスタート。
↑日が昇る前から、カイランマーケットにボートが集まり始める
すごい! どんどん船が集まり、ラッシュアワーの大混雑。
小さな手漕ぎボートから全長10m以上の船まで、大小さまざまな船が入り乱れる。
その光景は、まさに“壮観!”のひとこと。
いくつかのブログやHPで最近のカイランマーケットの写真をのぞいてみたが、
9年前とほとんど変わっていない。(規模は若干縮小されているかもしれないけど)
今もあの風景が変わらず続いているかと思うと、なんだかうれしい。
↑農作物をもって売りにきた、すげ笠の女性たち
クルーズガイドのニュギェン(彼の名は日本語表記がむずかしい…)は、
慣れた様子でマーケット内をゆっくり動き、
あまり流暢ではないけど英語でいろいろ説明してくれた。
手漕ぎの小さなボートは、畑でつくった農作物を乗せて売りに来る地元の農民たち。
そして大型の船は仲買人(ブローカー)で、農民たちから商品を買い取り、
メコン・デルタの町々やサイゴンに持って帰って売りさばく。
水上マーケットでは、あちこちで大きい船と小さい船が寄り添い、
値段交渉や商品をおろしているシーンが見られる。
そしてその間を、水上カフェや食堂のボートが、観光客を乗せたボートが、行き来して…
↑農家とブローカーの間で、値段交渉が始まる
↑交渉成立。商品の特大ウリを大型船に積み込む。
ブローカーは仕入れの数倍の値段で、町に売りに行くそうだ
ブローカーは仲買に出ると何日も帰れないため、大型の船は居住を兼ねている。
あるいは、ここ水上マーケットを定住の地としてしまい、
船上で暮らしているブローカーも多いらしい。
船の暮らしってどんなんだろう。船の中ってどうなっているのかな。…
好奇心に駆られた私は、ガイドのニュギェンに
「船の中を見たいんだけど…ムリかなぁ?」とダメもとで聞いてみた。
えっ…、と一瞬困惑の表情を見せた彼だったが、しばらく水上をウロウロ走り、
やがて1艘の船に横付けし始めた。
つづく
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