ままりんの子連れ旅じたく baby編

“子連れバックパッカー”を夢見る母さんの、子どもといっしょにお出かけ&旅行記。子連れ外出に役立つ情報も満載!

子連れ沖縄旅行(11)―昔の自分、今の自分

2007-11-18 | 子連れ旅行*2歳 〈沖縄〉
おなかも心も満たされて、私たちは居酒屋「波照間」をあとにした。
外は夜なのに、まだまだ暑くてムシムシしている。
そろそろりんりんは、おねむの時間。
ベビーカーに乗せてホテルに戻る途中に、すっかり寝入ってしまった。

私たちはホテルの小さなラウンジでお茶することに。
ダンナは気を利かしてか、先にお風呂に入るからと途中退席したので、
友人と私は久しぶりに女2人でゆっくり話に花を咲かせた。
大学時代の昔話や彼女の仕事の話、沖縄での生活、これからのこと、などなど…。

友人はしきりに私の健康のことを気にしてくれた。
彼女によると、私はとても「痩せてゲッソリしてしまった」らしい。
それはぷっくりしてた昔の姿を知る古い友人に会うと、よく言われることなのだけど…。
たしかに子どもができてから、いっそう顔は痩せこけ、老け込んでしまった…
それにひきかえ、沖縄の太陽をいっぱい浴びて、友人は東京にいたころよりも若返って見える。

さらに彼女は、私のことを「フツウになってしまった~~」としきりに嘆いた。
彼女のなかで私は、薄汚い格好でバックパックかついで、本能のおもむくまま、
無鉄砲に、飛び回っている――そんな昔のイメージを持ち続けていたからかもしれない。
「別にぜんぜん、ずっとフツウだよ」と反論したけど、
たしかに20代のころの自分は、今にして思えば、尋常とはいえなかったのかも…。

でもなあ。赤ちゃんが生まれると、変わりたくなくても変わらざるをえなくなる。
子どもにエネルギー吸い取られて、こちらはどんどん身の細る思い。
好きなことも、やりたい仕事も、全部おあずけ。
もう少し大きくなって子どもが手を離れるようになれば、また違うのだろうけど…。

昔の友だちの目を通して、あらためて見えてくる“今の自分”。
今のこの生活も、もちろんかけがえのないもの。
だけど、かつての好きなことに夢中だった自分が、遠く、まぶしくも思える。
昔に思いを馳せ、ちょっぴり複雑な、沖縄のあつい夜――
                                               つづく
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 昨日とは打って変わって東京は暖かい1日でした。
  夏のラグを洗って、冬のカーペットを干し、冬じたくにもってこいのお天気。
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