2日目。
行きたかった菜の花畑の代わりに、りんりんの大好物であるいちごをたくさん食べようと、
いちご狩りをすることにした。
りんりんだけでなく、私もダンナも実はいちご狩りは初めて。
何も分かっていないりんりん以上に、わくわくしている。
千倉と館山駅を結ぶバスの途中に「館山いちご狩りセンター」があるというので、
千倉からバスで行くことにした。
「館野農協前」で降りると、目の前がJA安房館野支店。
そこにいちご狩りセンターの受付がある。
入園料を払い、ベビーカーなどの荷物を預けて待っていると、
スタッフの人が次々と客をマイクロバスに案内してくれる。
歩いて行かれる畑もあるそうだが、私たちは車で数分の畑に案内された。
車から降りると、目の前にビニールハウスの風景が広がる。
ハウスの入り口では、おばさんが練乳入りのプラスチック皿を配っている。
これにへたを入れるらしい。
ハウスをのぞくと、真っ赤ないちごがたくさん!
いちご狩りは1月から5月の連休までで、
もう最後の最後だからあまりないかと期待していなかったけど、
まだまだ熟れて甘そうな実がたわわに残っている。
それを見て、りんりんの目つきがいっぺんに変わった。
もともと食べることが大好きな彼女。それが大好物のいちごともなれば…
畑の中へ一目散に走り出し、われ先にいちごをもぎり取ろうとする。
「ほらほら、そんな強引にしないて、こうやって取るのよ」
そういって取ってあげたいちごを奪うようにぺろりと口に放り込んだ。
「いちご、もっと! いちご!!」
その場に座り込んで食べようとするので、後ろがつかえてくる。
「ほらほら、前に進んで。赤くておいしいの、探しながら食べるよ」
いっぱいあるからゆっくり食べよう、と言っても、聞く耳持たない。
いちごをちぎっては、すさまじい勢いで食べていく。
鬼気迫るその姿は、まさに“いちごハンター”。
真っ赤に熟したいちごを嗅ぎわけ、狙った獲物は決して逃がさない。
つづく
行きたかった菜の花畑の代わりに、りんりんの大好物であるいちごをたくさん食べようと、
いちご狩りをすることにした。
りんりんだけでなく、私もダンナも実はいちご狩りは初めて。
何も分かっていないりんりん以上に、わくわくしている。
千倉と館山駅を結ぶバスの途中に「館山いちご狩りセンター」があるというので、
千倉からバスで行くことにした。
「館野農協前」で降りると、目の前がJA安房館野支店。
そこにいちご狩りセンターの受付がある。
入園料を払い、ベビーカーなどの荷物を預けて待っていると、
スタッフの人が次々と客をマイクロバスに案内してくれる。
歩いて行かれる畑もあるそうだが、私たちは車で数分の畑に案内された。
車から降りると、目の前にビニールハウスの風景が広がる。
ハウスの入り口では、おばさんが練乳入りのプラスチック皿を配っている。
これにへたを入れるらしい。
ハウスをのぞくと、真っ赤ないちごがたくさん!
いちご狩りは1月から5月の連休までで、
もう最後の最後だからあまりないかと期待していなかったけど、
まだまだ熟れて甘そうな実がたわわに残っている。
それを見て、りんりんの目つきがいっぺんに変わった。
もともと食べることが大好きな彼女。それが大好物のいちごともなれば…
畑の中へ一目散に走り出し、われ先にいちごをもぎり取ろうとする。
「ほらほら、そんな強引にしないて、こうやって取るのよ」
そういって取ってあげたいちごを奪うようにぺろりと口に放り込んだ。
「いちご、もっと! いちご!!」
その場に座り込んで食べようとするので、後ろがつかえてくる。
「ほらほら、前に進んで。赤くておいしいの、探しながら食べるよ」
いっぱいあるからゆっくり食べよう、と言っても、聞く耳持たない。
いちごをちぎっては、すさまじい勢いで食べていく。
鬼気迫るその姿は、まさに“いちごハンター”。
真っ赤に熟したいちごを嗅ぎわけ、狙った獲物は決して逃がさない。
つづく