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鱒釣楽の近況

渓流釣行・散策遊行、そこで出会った魚・花・蝶・人などの記録です

晩冬の天候不順の箱根湯治

2012年02月13日 13時16分37秒 | 散策遊行
 6日から4日間、箱根の強羅に湯治に行っていました。初日は標高125mの川崎は雨で、標高740mの強羅は雪になるかもと予想していましたが気温が下がらずにずうっと雨でした。箱根は川崎からR246・R1経由で片道86Kmで比較的近いです。
 強羅の温泉は大涌谷の蒸気井からの硫化物石膏泉・PH2.9で白濁した腐卵臭のする41℃に濃度・温度調節された強いお湯です。晴れの日が続くと濃い泉質になり表面に石膏の薄膜が張りました。雨の日の後は泉質が薄くなりました。入った後は肌がすべすべになり、ぽかぽかと体の芯から暖かさがずうっと残ります。毎日15時・19時・23時・6時と湯に半~小1時間浸かり温泉三昧でした。朝・昼・夜と3食をご飯を、かみさんも私も出されたものは全て食べるので、食べ過ぎで+3Kg太ってしまいました。
 2日目も曇り時々雨で霧が濃かったですが夕方には止みました。昼間は運動不足にならないようにと外に出て薄暗い霧雨の中を強羅・大涌谷・芦ノ湖・仙石原・・・を散策しました。
 
 
 
 3日目は曇り後晴れでした。今日も昼間は昼間は運動不足にならないようにと外に出て大涌谷・幕山・・・を散策しました。幕山(湯河原)の新崎川畔は春の足音が聞こえていました。右側の川畔の湯河原梅園は日当たりの良い場所では早咲きの梅や椿がぽつりぽつりと咲いていました。立春(2月4日)を過ぎましたが梅の花の見頃は未だ未だ先(2月末?)のようです。
 
 
 
 
 
 
 4日目は快晴でした。今日も昼間は運動不足にならないようにと外に出て仙石原・乙女峠・公(金)時神社・・・を散策しました。乙女峠(御殿場)から見える富士山は積雪が少なかったです。
 
 
 
 帰りは、湯河原・小田原・渋沢・秦野・伊勢原の農協・工場の直売所に寄り、はさっく・ぽんかん・みかん(終盤)・あじひもの・かますひもの・きんめだいひもの・こういかひもの・だいこん・ねぎ・ひなあられ・幼児用木工細工・・・じゃがいもの種芋を沢山買い込みました。娘におすそ分けしました。娘の長女(私達の初孫)は10ヶ月になります。会話すること、歩くことは未だできません。ピアノ・パソコン・TV・エアコン・・・のキーボードを触るのに夢中になっています。キーボードの前に座り込みいっちょまえに母親のまねをして小さな両の手を拡げてブラインドタッチ風入力したり、マジックトラックパッドやマウスを使っています。あまりに夢中になるので止めさせると、違うことをするそぶりを見せて隙があるとさっとキーボードに手を伸ばすので、フェイント珀貴さんと呼んでいます。

 (2月19日追記) 川崎の山の手では梅の花が咲くのが三週間遅れていましたがちらほら咲き始めました。年末年初のからから天気(乾燥)と寒さ(低温)が影響したようです。

真冬の初積雪の富士山北麓

2012年01月18日 00時42分14秒 | 散策遊行
 今年の年始は、昨年末に腰を痛めて寝起きするにも痛みがはしり散々な状況でした。息子が腰パッドを買ってきてくれて着けており痛みが和らいでいます。かなり良くなったので、16日から富士山北麓の山の家(標高1123m)に行っていました。富士山は例年のようには真っ白になっていません。今年は気温は低くて寒いのですが雪が降らずに積雪は未だです。地面が凍結して盛り上がっています。最低気温は-8℃で、今までの一番の最低気温は-15℃でした。室温は玄関では年間で最低-5.5℃~最高27.5℃であり、凍結防止をしていない水分は全てカチンカチンに凍りつきます。
 
 
 16日夜から雪になり、今季初めての本格的な積雪になりました。朝起きると9時前に雪は止みました。気温-2.5℃で積雪は15cm位で辺り一面がパウダースノーで真っ白くなりました。富士山には雲がかかって積雪状況は良く分かりません。
 
 
 パウダースノーで車の雪下ろしに手間が掛かりたいへんでした。エンジンの余熱でフロントには大きなつららができていました。山梨全域で急な降雪となったたようで、中央高速道路は笹子トンネルの山梨側で夜間にスリップ事故が多発して通行止めになりました。14時過ぎに富士山北麓の山の家を出て道志道経由で川崎の町の家に帰ってきました。道路の状態は途中の標高1100m辺りの林道は車載温度計で気温-2.5℃で積雪で真っ白で快適なドライブでした。標高1000~900m辺りの・・・富士山パノラマライン・・・山中湖湖岸道路・山伏峠は1.5℃で完全に除雪されていますがウエット状態(びっしょり濡れている)で、夜間は凍結防止の塩化カリウムが撒かれていますので凍ることは無いと思いますが危なさそうです。標高800m辺りから下はドライ状態でした。富士山東側・道志側は雪が降らなかった?ようです。川崎はからからの晴天が続いています。途中でスリップ事故直後の中破乗用車を2台、反対車線側のガードレールを運転席側で擦って切れ目に激突、反対車線側法面に助手席側を下にして横転激突しているのに遭遇しました。いずれも道路はウエット状態ですが直線路の傾斜が緩い場所で、スピードの出し過ぎが原因だと思います。事故に巻き込まれないように留意をしているのですが過去に数回危機一髪の場面にあったこともあり、くわばらくわばらです。

 (1月24日追記)季節は大寒になり関東でも20日夜~23日夜と雨・みぞれ・から初積雪になり川崎の山手では5cmくらい真っ白に積もりました。昨年末からからっからの晴れた日が続いていましたがやっと土がしめりほっとしました。垣根の真っ赤なさざんかの花が綺麗にしゃんとなりました。積雪は昼間には気温が-2度から5~6度くらいに上がりましたので直ぐに消えてしまいました。
 
 追記31日 梅の花は去年は26日には早咲きがちらほらしていましたが、今年はやっとつぼみが赤白く少しゆるんだ程度で一輪も咲いていません。


秋の奥遠州と富士山北麓の紅葉

2011年11月10日 23時47分31秒 | 散策遊行
 6日から奥遠州の紅葉を見に行きました。川崎の町の家を16時に出て藤野やまなみ温泉に寄りR413道志道を通り富士山北麓の山の家で仮眠をしました。翌日4時にR139富士山パノラマライン・R1東海道バイパスを通り掛川に出てr40秋葉道・r58・r362を通り春野に9時前に着きました。秋葉山の秋葉神社下社・秋葉寺・秋葉神社上社を巡り、R152秋葉街道を通り秋葉ダム・天竜川の下流の紅葉を見て、r40秋葉道・R1東海道バイパス・R52富士川街道を通り六郷つむぎの湯に寄り、R300本栖道・R139富士山パノラマラインを通って富士山北麓の山の家で仮眠をしました。翌々日は林道を散策してR413道志道を通って川崎の町の家に帰ってきました。691Kmのドライブでした。

 早朝は濃霧で、午前中は晴天で、昼過ぎには24度まで気温が上がりました。秋葉山の麓の春野の気田川辺り(標高115m)は紅葉はこれからのようです。火祭り(手筒花火/12月)・防火の神様で有名な秋葉神社下社(標高115m)・秋葉寺(標高736m)・秋葉神社上社(標高866m/秋葉山)は杉が多くて杉の大木を見るには良いですが紅葉見物にはちょっともの足りません。秋葉神社上社からの展望がきいて天竜川河口・遠州灘が良く見渡せます。
 
 
 
 
 
 秋葉ダムに出て、天竜川沿いを下り、森町で名産のじろうがき・みかん・・・をいっぱい買い込んで、帰りは夕方から東の方の雲行きが怪しくなり、藤枝では綺麗な虹に向かってドライブしました。夜から富士山北麓は大雨の中のドライブになりました。
 富士山北麓の山の家のかえでを夜間フラッシュ撮影してみました。
 
 
 翌々日は小雨後曇りで・気温10~14℃で富士山北麓(標高1123m)の林道を散策しました。紅葉はそろそろ終わり始めたようですが、とても綺麗です。先週末が良かったようです(例年11月3日~9日がピーク)。かえで・ぶな・からまつ・・・の落ち葉が地面・道路・家・・・を覆いつくしています。でも車に落ちると特に雨の日のからまつは細くて小さくて樹液でくっついて取るのが面倒でたいへんです。
 
 
 
 
 のこんぎく・・・の花は終わって筆毛になっています。はきだめぎくだけが小さな花(写真)を綺麗に咲き残しています。外来植物でかわいそうな名前ですが良く見るとどんな花でも綺麗です。きのこはそろそろ終わりです。かみさんはちゃなめつむたけを拾って、夕食に鍋焼きうどんの具に入れて美味しく食べました。
 
 富士吉田のかえで回廊のかえで(写真)も濃赤色になっています。白樺が多い方で絵を描いたり、写真を撮る人達がいます。山中湖岸・山伏峠・奥道志の標高900m辺りは紅葉が道路にかぶさるようにあり綺麗です。中道志・両国橋の標高450m辺りは紅葉はこれからです。
 


秋の奥秩父と富士山北麓の紅葉

2011年10月29日 15時56分45秒 | 散策遊行
 27日から奥秩父の紅葉を見に行きました。川崎の町の家を4時半に出て多摩川を是政橋で渡り、R20甲州街道・R29新奥多摩街道・昭島からR16・入間からR299を通って秩父に6時過ぎに着きました。秩父神社・宝登山神社・三峰神社(三社)を巡り、R140秩父往還の旧道を通って荒川・滝川沿いに三峰・雁坂の紅葉を見て、17時過ぎには山梨のやぶさ温泉で温泉三昧して、r312・R137を通って富士山北麓の山の家に行きました。翌日は富士山北麓の山の家の周りを散策してR139・R413道志道を通って川崎の町の家に帰ってきました。364Kmのドライブでした。

 晴天・気温5℃~11℃で早朝はちょっと寒かったですが有名な秩父神社・宝登山神社・三峰神社(三社)は彩色がとても綺麗でした。
 
 
 
 川崎から三峰神社の駐車場(標高1020m・市営500円)迄は116Kmありました。三峰神社本宮に参拝した後、三峰神社奥宮/妙法ケ岳を散策しました。三峰は妙法ケ岳(1235m)・雲取山(2018m、写真の中央奥・左手前は霧藻ヶ峰1523m~白岩山1921m~)・白石山(2036m)で荒川の大洞川を馬蹄形の広大な稜線で結ぶ山々です。本宮の展望台から奥宮/妙法ケ岳を望めます。遊歩道から雲取山・白石山を望めます。
 
 
 
 本宮(1060m)から奥宮/妙法ケ岳(1235m)迄は往復5Km標高差175m徒歩2時間ですが稜線のピーク(1329m)をトラバースする小さなアップダウンの連続の狭い登山道です。登山靴が必要です。歴史のある無尽講の寄贈で杉の植林がされておりちょっと薄暗いです。山野草の花はほとんど咲いていません。岩山で危ないところには木橋・コンクリート階段(手摺・鎖付)が設置されています。
 
 
 
 
 
 
 奥宮/妙法ケ岳は岩が露出した絶壁上にあり展望がきいてほぼ360°あり秋の奥秩父の紅葉の景色を一望できました。
 
 荒川沿のR140秩父往還の旧道は深い谷に沿った曲がりくねった狭い道で通行車両は少ないようですが(私は一台も遭遇しなかった)対向車への注意が必要です。
 荒川・滝川の豆焼沢側の雁坂トンネル(標高1190m・延長6625m・県営710円)前の大橋辺りから望む雁坂峠(2082m)は発色が悪いようですが紅葉の盛りの直前だと思います。
 
 
 雁坂トンネルを出た三富から望む夕暮れの山陰が延びる笛吹川の九渡沢側の雁坂峠(2082m)も発色が悪いようですが紅葉の盛りの直前だと思います。
 
 笛吹川の九渡沢~雁坂峠~荒川・滝川の豆焼沢は40年前~にあまご・やまめ釣に良く釣行していました。広瀬ダムとその砂防堰堤と、その後の雁坂トンネルの大工事で荒廃して釣行を止めました。これからも釣行することは無いですが、懐かしかったです。

 翌日も晴天・気温4℃~11℃で富士山北麓の林道を散策しました。紅葉の色付きがなんとなく悪いです。でも日当たりの良いところのかえでは真っ赤に綺麗に染まっています。りんどうの花もそろそろ終わりです。きのこはあかもみたけが出始めました。
 
 
 
 
 
 富士山は積雪が消えています。例年なら真っ白に冠雪している頃です。
 
 富士吉田のかえで回廊のかえでも未だ本格的な紅葉ではありません。山中湖岸・山伏峠・奥道志も未だ本格的な紅葉ではありません。
 


北海道の道東周遊

2011年09月15日 23時24分44秒 | 散策遊行
 最近いろんな面でモチベーションが下がってBLOGの更新もできていません。渓流への釣行も台風6号・・・局地豪雨・台風12号・・・と大雨が続き、台風12号の時は東富士山麓・南アルプスの早川周辺は三日間で800mm超の雨量があり、河川濁流増水・土砂崩・洪水でその被害も大きくて釣りどころではありません。中央高速・道志道も崩れて通行止めになりました。5日に道志道経由でで富士山北麓に行った時は谷相の道志中学傍造成地が道志川に崩れて道志道に影響がでて川側が半分以上陥没(レストランの駐車場前)して通行止めになっており途中から藤野に迂回してたいへんでした。運が良くて自宅は災害には巻き込まれませんでした。

 かみさんと暑さと豪雨を避けて涼しい旅行でもしようかということになり、JR大人の休日倶楽部パスを使って5日間の北海道の道東周遊に出かけました。川崎の自宅を9日7時に出発して東京から東北新幹線で東青森に、津軽海峡線で函館に、函館・室蘭線で南千歳に、石勝.釧路線で帯広に着いたのは20時過ぎで実車12時間の長距離鉄道の旅です。帯広で泊まりレンタカーを借りて240Km/日のドライブを目安に、山中を斜里に出て泊まり、海岸を厚岸に出て泊まり、道東を気ままに周遊して帯広に戻って泊まり、逆の経路で13日の25時に川崎の自宅に帰ってきました。

 初日の新型車両の長距離鉄道の旅は快適で、昔初めて青函連絡船で渡り蒸気機関車が引く急行列車や気動車で旅行した38年前とは比べ物になりませんでした。初めて津軽海峡線で本州から北海道に渡りました。海底の最深部を通過する時はトンネル壁の照明が青から緑にそして青に流れるように変わっていきます。高度計は-285m(与圧変動で実際は-240m:水面から海底まで-140m海底下-100mとのこと)を指しました。速度が速くてゆったりと車窓の景色を見ながらとはいきませんが今夜の宿の帯広に向かいました。
 

 二日目は晴れ・気温18℃~26℃でR241足寄国道を阿寒国立公園に向かいました。途中の道の駅足寄銀河ホールに寄ると防災のイベントで賑わっていました。駐車場にパトカーが沢山駐車しており横はなんとなく嫌なので、息子の車と同じ黒のレガシーB4傍に止めました。B4はいろいろとカスタマイズされており運転席横にごつい無線機・・・マイク・・・が装備されています。良く見ると覆面パトカーでした。道の駅には松山千春さんのコーナーが設けられていました。農園・農場の中を直線道路が延びて運転は快適です。交通信号もなくほとんど通行車両はありません。陸上自衛隊の輸送車・装甲車・戦車を積んだトレーラー・・・が目につきます。一般道制限速度の60Km/H+20%の定速で、まずオントネー湖に向かいました。大雨で十勝川の支流の利別川は川原に白骨化した木々が散乱して流れは乳白色でした。
 
 
 オントネー湖(640m)では展望台に行きました。案内標識に片道距離800mと書いてあったのですがミニ登山状態でした。展望台(760m)は活火山の雌阿寒岳の観測所で、オントネー湖を見下ろし、正面に小さな噴煙を上げている雌阿寒岳(1499m)が、右に阿寒富士(1476m)が見渡せました。
 
 
 阿寒湖はパスして、阿寒川の流れ出しを見ました。フライマンが気持ち良さそうにロッドを振っていました。
 
 峠の展望台からは広大な山並みとペンケトー湖が見渡せました。
 
 途中の沢は入りやすそうで場荒れしていそうですが魅力適な渓流ばかりです。釧路川上流の鐺別川(こじりべつがわ)はおしょろこまが居そうで竿を振りたかったです。
 
 
 後、摩周湖と硫黄山/アトサヌプリを見て、夕映えの斜里岳を横に見ながら今夜の宿の斜里に急ぎました。
 
 
 

 三日目は薄曇り・気温17℃~24℃でR334知床街道.・横断道を知床国立公園に向かいました。胆振~日高地方に大雨注意報が出ていました。涼しいので長袖シャツにしました。途中で早朝のオホーツク海岸の以久科原生植物園を見ました。道路にしまりすが居ます。誰も居ない遊歩道の周りにはえぞふうろの花がそろそろ終わりのようです。はまなすの花が数輪残ってはいますが真っ赤な実を付けています。
 
 
 以前から行って見たいと思ってい遠音別川(とおんべつがわ)を見ました。さけ・ますが産卵遡上する知床連山の遠音別岳(1331m)が源頭の川です。9月からからふとます・少し遅れてぎんざけが遡上を始めるとのことです。南アルプスの河川と全く違って、流域が短くて河口から渓流の雰囲気です。羨ましいです。国道の橋の上から流れの中に婚姻色が出た背張りの雄・少し小さくて虹色の雌、40~60cm位のからふとますが良く見えます。やまめ・おしょろこまも居るようですが見えません。国道の近くに観察場・捕獲場(堰・魚道と溜池)があります。魚道から溜池に魚が昇り込みますが脱出して降りてくるのもいます。
 
 
 
 上流に入る仙道もありました。河口~数キロ上流までは当然ですが禁漁区域です。流れの中にはしろざけ?が、遥か上空にはおじろわし?が、仙道にはひみずと私達が、みんなペアでいます。自然が残されています。
 
 
 奥知床はパスして、知床峠(738m)を見ました。日曜日だったので観光客で賑わっていました。途中の道路脇は駐車禁止で峠の駐車展望場に人が集中するのですね。知床半島側に羅臼岳が、右の海の奥に国後島が良く見渡せました。周りははいまつ帯で花が少なく遊歩道もなくて散策もできないのが残念でした。羅臼側の山麓の遊歩道はひぐまとの接触事故があり通行止めとなっていましたので、自然遺産で観光と自然保護・事故回避の面では仕方ないのでしょうが、たいへん残念です。自然との付き合い方を大事にしている人達は敬遠する場所の一つになっていってしまうのではないでしょうか。
 
 
 羅臼でお土産の羅臼昆布を買い込みました。店頭では鮮魚がぎんざけが一尾3千円・からふとますが一尾6百円・ほっけが一尾160円・くろめばるが一皿200円(6尾)・・・ととても安価でしたが持って帰るのがたいへんなので見るだけでした。根室海峡沿いのR335国後街道を野付風蓮道立自然公園に急ぎました。野付半島は原生花園をゆっくりと散策したかったのですが余裕時間がなかったのでちょっと見てから厚岸道立自然公園に急ぎました。途中から根釧原野内に折れて大平原を横断しました。直線道路の周りは日本で有数の放牧地帯で牛・馬がゆったりと草を食んでいます。川は小さいのですが小さく蛇行して蛇腹のようで周りに湿原・柳林がありました。
 
 
 
 夕映えの霧多布岬は広大な海蝕崖が続いた見ごたえのある場所でした。遊歩道にはとうぞくかもめの大きな幼鳥が歩いています。えぞふうろ・・・の花が綺麗に咲いており、はまなすが実を付けています。崖の上空・横空には名前の分からない海鳥がねぐらに急いでいます。半島の先にはあざらしが居るとのことですが分かりませんでした。
 
 
 
 緯度・経度が東の方なので夜明け・日暮れの時間が早いです。17時過ぎには薄暗くなり、霧多布湿原の遊歩木道をかみさんと二人っきりでゆっくりと散策しました。写真は輝度を上げていますので明るくなっています。さわぎきょう(写真)・えぞふうろ(写真)・げんのしょうこ・つりがねにんじん・やまははこ・えぞのほそばとりかぶと・・・が綺麗に咲いていました。えぞりんどう(写真)・・・が咲き始めています。あっけしそうは良く分かりませんでした。自然が残されています。
 
 
 
 
 
 
 後ろからトラストレンジャーのお嬢さんがやってきて、たんちょうずるが居ますよと教えてくれました。最初は湿原の中にペアで居たのですが、内一羽が川岸に下りてきて遊んで?いました。幸運にも自然のたんちょうづるを初めて見ることができました。
 
 
 後、暗くなり厚岸の今夜の宿に急ぎました。半島の山道は鹿の飛び出しが多くてとても危険でした。続けて3回、道路際に鹿が居て私が認識してブレーキをかけるのと同時に直前に飛び出してきて急停止した車のフロントの数メートル前を横切っていきました。富士山・丹沢の鹿と同じ反射的動きです。速度を出し過ぎていたり、ハンドルを切って回避していたら衝突していたに違いありません。野生動物との交通事故は多いようで毎日きつね・りす・・・の真新しい轢断死体を道路上で見ました。
 宿の夕食は牡蠣三昧大満足コースを戴きました。牡蠣のシーズンでないので、生牡蠣の代わりにシーズンの丸々と太ったさんまがでてきました。かみさんは大型焼牡蠣・・・大盛牡蠣鍋に大満足でした。

 四日目は小雨・気温16℃~24℃で厚岸から塘路湖経由で釧路湿原国立公園に向かいました。渡島~胆振~日高地方に大雨注意報が出ていました。釧路湿原の外周路を半周しました。最初にサルボ展望台に行きましたが雨でダート道・駐車場がぬかるみ遊歩道もぬかるんでる様子でしたのでパスして釧路川支流のおそべつ川~こったろ川を見ました。釧路川本流も展望できます。こったろ川に沿う湿原道路は途中がダート道ですが通過できたようです(私達は通りませんでしたが)。辺りは野生動物が多くて、ここでも遠景ですがたんちょうづるを見ました。
 
 
 
 
 
 かみさんから朝のNHKのローカル情報で釧路のフィッシャーマンズワーフで店頭でトッピングの海産物を自身で選ぶ海鮮丼を紹介していたのでランチタイムに食べに行きたいとのリクエストがあり急遽予定変更して根室市街に向かいました。フィッシャーマンズワーフはランチタイムでしたががら空きで店も一部閉まっており、目的の海鮮丼は見当たりませんでした。期待外れで2時間をロスしました。結局昼食はR38釧路国道を急ぎしらぬか恋間道の駅でかみさんはいくら丼(大粒いくら大盛)を私はこの豚丼(厚肉6枚)を食べました。私達にはちょっと量が多かったのですが美味しくて満足しました。
 後、池田町のワイン城に寄り土産を買い込み、ハピネスデーイリに寄り濃厚な地産アイスクリームを食べ、十勝展望台で夕映えの十勝川流域・帯広市を遠望し今夜の宿の帯広に急ぎました。

 最終日は曇り・気温18℃~25℃で初日と逆コースで川崎の自宅に帰りました。渡島~胆振高地方は雨との予報でした。途中の函館で途中下車して、かみさんの希望を先取りして市内観光をしました。強い雨の中をモスイエロー色とモスグリーン色の小さな傘をさして、ロマンチックなハリスト聖教会・・・元町石畳道・・・・赤レンガ倉庫・・・・を二人で散策しましたがびしゃびしゃに濡れてしまいました。でも楽しかったです。
 
 列車の旅は快適でしたがけっこう疲れました。私は列車の旅が好きなので、日中の観光列車でトンネル内は最高速で、景色の良い所は適度な中速で、周りを見ながら心地よいレール音を聞きながら移動できる列車便があると良いですね。
 修学旅行の時節だったようで、列車内・観光地は大勢の小学生がいました。かみさんは傘をさしたまま函館元町の石畳道で青森の弘前から来た小学生の女の子達に学習インタビューを受け、どこから来たのですか、旅行の目的は、弘前/津軽と言えば何を連想しますか、・・・との質問を嬉しそうに受けていました。