MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

音楽小物

2010年07月05日 | 音楽教室
と言っても
メトロノームとかカスタネットとかではありません。

発表会で、生徒さんに渡す記念品。

音楽教室の記念品ですから
一応、音楽モチーフの品物をお渡ししているのです。
選ぶのは、教室のスタッフさん。

ト音記号のクリップ
グランドピアノ形の消しゴムや鉛筆削り
鍵盤柄の鉛筆・ペン
音楽モチーフのクリアファイル

…予算もあるので、だいたい毎年こんなところです。
いろいろ組み合わせて、1人当り500円くらいでしょうか。

プログラムのコストを落とすと、
もう少しいいものが渡せるのになーと思うのですが
『プログラムは教室の顔です』ということで
こちらの予算を削ることは無いらしい・・・。

以前、楽譜を押さえるクリップを探して
パソコンで検索していたら
のりパンチ/帯揚げ/コースター/靴/音符ハンガー
手頃な価格の小物から何万円もする家具まで
ありとあらゆる音楽モチーフグッズがひっかかり
とても面白かったのですが

これに関しては
面白いけれど、
もらっても、使い難いよねえ、と。(いろんな意味で)

ポピュラー

2010年07月04日 | 音楽教室

5~6歳くらいでピアノを習いに来られた生徒さんは
「きらきら星」「チューリップ」など
歌ったことがある、知っている曲が出てくると
とても意欲的に弾いてきます

            
もう少し学年が上ると
バッハの「メヌエット」や、ベートーヴェンの「エリーゼのために」
いわゆる、クラシックの名曲が嬉しい。

そして小学校高学年~中学~高校生くらいになると
『ポピュラーが弾きたい』
という希望が増えてきます。

            
しかし、『ポピュラー』というジャンル、
かなり幅が広いですよね。

ディズニー/ジブリなどは、それぞれで曲集がありますし
昔の映画音楽(「ムーンリバー」や「追憶」など)
日本映画のサントラ
テレビ番組のテーマ曲やCMの曲
ジャズ・ロック・ラテン
日本の歌謡曲
(演歌も入る)
挙げていくと、キリがありません…

            
先日、『ポピュラーが弾きたいです
と希望してくれた生徒さんがいらっしゃいまして
じゃあ、いい曲集を見繕ってきましょうと
楽譜売り場に着いてから、はたと気が付きました。

彼女にとっての『ポピュラー』ってどれ?

クラブ(吹奏楽部)でジャズをよくやると聞いていますが
ジャズでよかったのかしら。
「いきものがかり」の曲も好きと言っていたような。

どっちも載っている曲集なんてありません。

結局、本を購入することなく帰宅。
弾きたい曲は、具体的に言うと何でしょう?
と、後日 確認しましたら

『嵐』

ああ、日本のポピュラーね。

了解です。

2歳・3歳のレッスン

2010年07月03日 | 音楽教室

ピアノの個人レッスンは、
5~6歳からという方が多いのですが、
たまに3歳、或いは2歳からという事もあります。

この年齢のお子さんは、
できること・できないことの個人差が本当に大きいです。
            
例えば、2つと3つの違いも、難しい子には難しい。
「黒鍵2つのところを見つけてー」と
声をかけると、迷わず3つの黒鍵を触ってくれたりします

そして、何より「知っていることが少ない」のですね。
当たり前ですが、生まれて3年経っていても
そのうち約1年は「言葉」を使わず、外出も少ない状態ですから
本人の意識の上で「この世に滞在」の期間
実質(たぶん)2年くらい

            
まだちょっと早いんじゃないかなあ、という状態でも
教室から依頼されれば、なんとかレッスンいたします。

すると、こんなことが起きたりします。

ある日「ちゃれんじぶっく」に載っている
しろいものとくろいもの』の歌を歌いました。
白いものと 黒いもの
牧場の牛さん、動物園のシマウマさん、と続いて
最後に、「ピアノの鍵盤」と歌います。
(つまり「白鍵・黒鍵」を意識してもらうための歌です。)

歌が載っているページには
ホルスタインらしきと、シマウマのかわいいイラスト。
しかし、3歳児、シマウマは知らなかった

というわけで、お母さまにお願い。

「できる・できない」の発達は、個人差があるものなので
焦らなくても良いのですが
なるべくたくさん、言葉をかけ
いろんな物を見たり聞いたりして
たくさんの『イメージ』を持たせてあげてください
それがあるだけでも、違います。

ちゃれんじぶっく

2010年07月02日 | 音楽教室

ミッフィーぴあの絵本」という本があります。
ブルーナさんの描くミッフィーの絵がいっぱいの
ピアノの教材です。

まだ楽器を持っていない
小さい生徒さんへのレッスン導入も目的の一つとのことで
五線や音符を読めなければいけない
リズムがわからなければいけない
というものではなく
弾き方や鍵盤の場所は先生が教えてしまい
絵を見て、イメージを広げることを目的とした本なのですね

            
この「ぴあの絵本」シリーズに対応した教材で
ちゃれんじぶっく」という
クラフトとCDがセットになった本があるのです。




鍵盤の音を探す目印になるカード
鍵盤の上に置いて、弾くとゆらゆら揺れ動くクラフト
そして、ぴあの絵本の内容を補助するような
かわいい歌も載っています。
付属のCDには、『ぴあの絵本』と『ちゃれんじぶっく
両方の曲が収録されていて、便利。

            
この教材を買ったのはかなり前なのですが
実は、長い間もったいなくて使わずにいたのです。
(できたクラフトを管理するのも大変そうですし)

しかし、とうとう
「楽器持ってないです」という2歳の生徒さんが来ました

CDってありがたいなあと思いましたよ。
楽器が無くても、ちゃんと音楽が聴けておさらいできる。
教室では私が演奏して歌い、
お家ではCDを聴きながら歌ってもらっています。

現在、活躍中。