小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

ROE革命は有効なのか?:

2015年04月16日 | 社会戯評
ROE革命は有効なのか?:
何でも、日本生命保険が、投資先の企業の議決権行使に冠する新しい基準として、最近、注目されているROE(Return On Equity: 自己資本利益率)を5%を下回らない基準を考えていて、これに応じなければ、株紙器を売却したり、トップ選任に反対も辞さないとするらしい。株主から集めた資本を使って、どれ程の利益を効率的に稼いでいるかを基準とする訳で、純利益を自己資本で割って、%を算出するものである。日米の数値は、米国に、おおきく水をあけられているわけで、今後、日本企業もROEの向上が、意図的に、企業ガバナンスの中で、ますます、注目を浴びることになるのであろうか?それにしても、大手機関投資家の生命保険会社によるこうした新たな指針の導入によって、どのような変化が生じてくるのであろうか?上場企業の大手は、まだしも、中小企業に関しては、逆に、良いところと難しい会社が、はっきりと、出てくるのであろうか?その意味で、この新たな基準は、果たして、日本企業にとって、吉と出るのか、それとも、凶と出るのか?ますます、4半期毎の企業業績を追う形が、加速されてしまうのか?株主にとっては、配当の増加などのメリットがあろうことは容易に想像されようが、労働者は、蚊帳の外で、相変わらず、指をくわえて、黙って、残業代ゼロで、過ごすことになるのであろうか?どうなることやら、、、、気になるところである。嘗ての銀行の所謂BIS規制、国際統一基準自己資本比率の件と云い、何やら、気になってしまう機関投資家の動きである。これも、官製投資に支えられた株高とも、関係しているのであろうか?鯨は、大丈夫であろうか?


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