因果は巡る、といいましょうか。
『愛国無罪』と叫んでいた中国人が、その愛国無罪で、ベトナムから追われているという。
やったことはやりかえされるのです。
形は多少違っても。
東・東南アジアに、中東や東ヨーロッパで起きていた動乱が移ってきたようなこのごろです。
日本も否応なく巻き込まれるでしょうが、どう切り抜けていったらいいのでしょうか。
現憲法下での、集団的自衛権容認がカギを握るのでしょう。
良いのか悪いのか、よく分かりませんが、風雲急を告げてしまった世界です。
この高山でも、外国人がたくさん訪れてくれています。
ありがたいことです。
外国人が町中を散策されることにより、彼らの行動から、日本の社会のあり方がうかがわれることもあります。
当たり前と思っていることが、そうではなかったことをよく知ります。
交通ルールで、日本人は信号を守ります。
が、外国人は、ごく普通に守りません。
赤信号でも渡りますし、車が走ってきているのに、堂々と渡っていきます。
それが自分たちの権利だという態度で。
外国人でも、アジア系の人たちです。
欧米人は、同じ信号を守らないでも、車が来れば渡りません。
また、避けます。
思うに、彼らは、自分の身は自分で守る、という態度が徹底しているのでしょう。
もちろん、ここに記したことは、ごく一部の人でしょう。
また、旅の恥はかき捨て、ということわざが日本にもありますから、旅のうえでのことなら、日本人もえらそうなことは言えません。
ただ、外国人が多く訪れるようになり、色々と常識が揺らぐことが起きるのです。
で、それは日本での常識だったのだ、ということを知るのです。
そして、日本人は外国人からみて、規律が良い、といわれるのがわかるのです。
皮肉を込めて言われるところもあるのでしょうが・・・。