今朝の風景です。
道にも雪が積もりました。
城山が暗鬱な雰囲気で佇んでいます。
空といい、本来なら、普通の景色です。
『ジョーカー』を観ました。
DVDで。
ジョジョとパラサイトは映画館で鑑賞できましたから、どうしても印象は弱くなるでしょうが……
なに、なに、どっこいすごいじゃないですか。
考えさせられます。
ジョーカーがなぜああなったか、ではなくて、現在の社会の構図です。
それを考えさせられるのです。
確か、映画公開時、見終わった後に暴動が起きる可能性が指摘されていました。
映画のコピーであろうと、わりと白けた捉え方をしていたのですが、まんざら嘘でもないなと。
何が悪いのか、どうして現在社会はこうなってしまったのか、と不満が高まるのです。
よって、暴動を起こしている連中、本作品のなかでですよ、ましてや、ジョーカーを非難する気にはまったくならないのです。
電車の中での刑事の行い、やられて当然だろうと思ってしまいます。
警察は、いったいどちらを向いているのかと。
警察だけでなく、中級以上の市民で構成される社会は、そもそも、下層の民など最初から目に入っていないのだと。
踏み付けられて死んだとて、誰も目に留めないのだと。
しかも、下層とはけっして他人事ではないと。
いまの社会を観ていれば、切り捨て切り捨て、それはアメリカも日本も同じ、ということに気がつきます。
鏡を見せられているような映画なのかもしれません。
娯楽としても面白かったですが、考えさせられるという点では、アカデミー作品賞に一番近いかもしれません。
私的には、三作品のなかでは一押しです。
唐突に……パリです。
首輪がなかったのですが、着けました。
リボン付きです。
出してくれとうるさく訴えていたのですが、いざ玄関から外へ出すと……
寒くて、すぐに中に入りました。