玄関で陽に当たっているパリ。
真冬ですから、ほんのつかの間ですが……
眩しいため、怒ったような顔をしています。
我が家自慢の、べっぴんさんです。
外で日向ぼっこといっても、家の敷地より外へは出せません。
まだ慣れていないことと、何より、外へ出すと、かつての家に戻ってしまうおそれもあるからです。
というのも、かつての住まいでは、パリは外猫でした。
出入り自由で、夜中、早朝、夕方、勝手に外へ出てしまって、遊び廻っていました。
そのため、ひょっとすると、いま外へ出してしまうと、前の住処に行ってしまうかもしれないからです。
その場所は更地になっているから、迷ってしまうでしょう。
いつまでか分りませんが、当分の間は、家の敷地より外へは出せません。
こうやって、家の周りをぐるぐる回っています。
この写真でも、怒っているわけではありません。
あくまでも、眩しかったのだろうと思います。
話は変わりますが……
いまの家には、玄関があります。
というと変に聞えるかもしれませんが、以前の家には、玄関らしい玄関はありませんでした。
お店だったからです。
横2間のガラスの開き戸でした。
うちの娘は、小学生の時に、よく、普通の家に住みたい、と言っていました。
それを言われて、確かに、自分も子どもの時に、同じ事を願っていたなと、思い出しました。
玄関のある家です。
そういうお家に住むことになりました。