戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

考えても・・・

2016年03月02日 | 想うこと

3月に入ってから雪ってどういうことなんでしょうね。

例年降らないことはないですが、2月が比較的暖かく、雪もほとんど降りませんでしたから、もうすぐ春ですね、と思った矢先の二日連続で降りました。

斐高の『白線流し』は、雪降る中で行われたようで、新聞に載った写真も雪が写っていました。

白線流しといえば、雪がつきものです。

さて、3月に入り、いよいよ演劇公演が行われる月になりました。

3月27日(日)に、高山別院で行われます。

時間は、PM2:00 と 6:00 からなのです。

面白いものをお見せすることができればと努力しております。

大江健三郎さんが、「小説とは考えさせるものだ」と、著書の中で述べています。

私も物書きの端くれとして、この言葉を常に意識しています。

そして、演劇を創る際にも、この言葉が浮き上がってくるのです。

「演劇とは考えさせるものだ」となります。

それは、見終わってから、作品についてあれこれ考えるということです。

ああいう風に終わったけれど、他の道はなかったのだろうか? とか・・・

こういうことを言いたかったのだろうか? とか・・・

あの展開は納得いかない、とか・・・

色々考えさせてくれると、見に行った甲斐があったといえます。

不満ばかりではいけませんが。

作品を観て考えることにより、人生の深みを知ることになるのではと思うのです。

そう書いている自分が、そんな作品と出会ってみたい、と思ってしまいましたが・・・。

目指すところは、そこです。

それと、鑑賞しつつ考えている、ということも起きます。

作品に否定的でないならば、それは頭が活性化している状態ですから、好ましいといえるでしょう。

そんな作品になればと願っています。

私の場合、”演劇を楽しむ”、という言葉には、”考えさせる”、という言葉も含まれているのです。

なんか、ハードルを上げてしまった感じがありますが・・・