3月に入ってから雪ってどういうことなんでしょうね。
例年降らないことはないですが、2月が比較的暖かく、雪もほとんど降りませんでしたから、もうすぐ春ですね、と思った矢先の二日連続で降りました。
斐高の『白線流し』は、雪降る中で行われたようで、新聞に載った写真も雪が写っていました。
白線流しといえば、雪がつきものです。
さて、3月に入り、いよいよ演劇公演が行われる月になりました。
3月27日(日)に、高山別院で行われます。
時間は、PM2:00 と 6:00 からなのです。
面白いものをお見せすることができればと努力しております。
大江健三郎さんが、「小説とは考えさせるものだ」と、著書の中で述べています。
私も物書きの端くれとして、この言葉を常に意識しています。
そして、演劇を創る際にも、この言葉が浮き上がってくるのです。
「演劇とは考えさせるものだ」となります。
それは、見終わってから、作品についてあれこれ考えるということです。
ああいう風に終わったけれど、他の道はなかったのだろうか? とか・・・
こういうことを言いたかったのだろうか? とか・・・
あの展開は納得いかない、とか・・・
色々考えさせてくれると、見に行った甲斐があったといえます。
不満ばかりではいけませんが。
作品を観て考えることにより、人生の深みを知ることになるのではと思うのです。
そう書いている自分が、そんな作品と出会ってみたい、と思ってしまいましたが・・・。
目指すところは、そこです。
それと、鑑賞しつつ考えている、ということも起きます。
作品に否定的でないならば、それは頭が活性化している状態ですから、好ましいといえるでしょう。
そんな作品になればと願っています。
私の場合、”演劇を楽しむ”、という言葉には、”考えさせる”、という言葉も含まれているのです。
なんか、ハードルを上げてしまった感じがありますが・・・