戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

ああーなんで~

2014年12月31日 | 想うこと

今年も暮れようとしています。

紅白を観たいと、それにより今年も終わるんだな~、と感慨に浸りたいのに、居間のテレビには『ガキツカ・笑ってはいけない・・・』が映っています。

子供たちが譲ってくれません。

すごいものだと、この調子だと、年越しのテレビは”ガキツカ”がメインになるのでは、というくらいです。

それでも民放の哀しいところでCMが頻繁に入りますから、強制的にほんの一分ほどはNHKに換えます。

するとその場面に、カナちゃんが歌っていました。

良かったですけれど、なんで扱いが低いのだろうかと、残念に思ってしまいました。

旬の女性ボーカリストとして素晴らしいのに。

これでは、第二にハマザキになってしまわないかと・・・。。

めげずに頑張ってください。

それにしても、テレビはバラエティに占められていますね。

て、何をいまさらなんですが、ここ数日、ニュースを見ようにも、映っているのはお笑いばっかりでした。

昨夜も、娘がどうしても『アメトーク』を観たいからとチャンネルを独占していました。

毒されているな、と思いつつ、娘には勝てないからと、黙って観ていました。

私的には、せめて天気予報だけでも、と主張しましたけれど、とにかくスポーツの場面は譲れないから言われ、そのままにしてました。

その流れで、運動神経が良くない芸人たちが色々なスポーツに挑戦するのを、仕方なく観ていました。

で、ポン村上さんの卓球なんですが・・・

むちゃくちゃ笑ってしまいました。

苦しいくらい。

娘なんか、息ができないと訴えていました。

これほど笑ったのは久しぶりです。

これなら、この番組、この企画は譲れないな、というのも納得しました。

本当に可笑しかったのです。

ですけれど、考えたのは、これほどお笑いがメインになってしまったテレビのなかで、結局一番ウケルのは、バナナの皮に滑って転んだ、的な所作なのではないかと、ということです。

そういう点では、お笑いはまったくなんも進歩していないのではないかと。

漫才ブームがあったり、お笑いブームになったり、最近ではコントが流行ったり色々ありましたが、一番面白かっのは100年も前から変わっていないのではと。

チャップリンあたりが、といったら失礼ですが、スクリーンで暴れたあたりからかわっていない、ということなのだと、いうことです。

そういえば、映画を観て私が笑ったなかで一番腹を抱えて笑ったのは、『街の灯』のなかでのボクシングシーンです。

次は、『ヤングフランケンシュタイン』のなかで、興奮してメスを太ももに刺してしまうシーンですが・・・。

ばかばかしい、シーンばかりです。

お笑いは、ある意味残酷で、人の失敗を笑う、ということなのでしょう。

笑いは百薬の長、といかいいますが、万人が笑うためには、一人の笑われる人がいるということなのでしょうか。

寅さんみたいに・・・。