今年も暮れようとしています。
紅白を観たいと、それにより今年も終わるんだな~、と感慨に浸りたいのに、居間のテレビには『ガキツカ・笑ってはいけない・・・』が映っています。
子供たちが譲ってくれません。
すごいものだと、この調子だと、年越しのテレビは”ガキツカ”がメインになるのでは、というくらいです。
それでも民放の哀しいところでCMが頻繁に入りますから、強制的にほんの一分ほどはNHKに換えます。
するとその場面に、カナちゃんが歌っていました。
良かったですけれど、なんで扱いが低いのだろうかと、残念に思ってしまいました。
旬の女性ボーカリストとして素晴らしいのに。
これでは、第二にハマザキになってしまわないかと・・・。。
めげずに頑張ってください。
それにしても、テレビはバラエティに占められていますね。
て、何をいまさらなんですが、ここ数日、ニュースを見ようにも、映っているのはお笑いばっかりでした。
昨夜も、娘がどうしても『アメトーク』を観たいからとチャンネルを独占していました。
毒されているな、と思いつつ、娘には勝てないからと、黙って観ていました。
私的には、せめて天気予報だけでも、と主張しましたけれど、とにかくスポーツの場面は譲れないから言われ、そのままにしてました。
その流れで、運動神経が良くない芸人たちが色々なスポーツに挑戦するのを、仕方なく観ていました。
で、ポン村上さんの卓球なんですが・・・
むちゃくちゃ笑ってしまいました。
苦しいくらい。
娘なんか、息ができないと訴えていました。
これほど笑ったのは久しぶりです。
これなら、この番組、この企画は譲れないな、というのも納得しました。
本当に可笑しかったのです。
ですけれど、考えたのは、これほどお笑いがメインになってしまったテレビのなかで、結局一番ウケルのは、バナナの皮に滑って転んだ、的な所作なのではないかと、ということです。
そういう点では、お笑いはまったくなんも進歩していないのではないかと。
漫才ブームがあったり、お笑いブームになったり、最近ではコントが流行ったり色々ありましたが、一番面白かっのは100年も前から変わっていないのではと。
チャップリンあたりが、といったら失礼ですが、スクリーンで暴れたあたりからかわっていない、ということなのだと、いうことです。
そういえば、映画を観て私が笑ったなかで一番腹を抱えて笑ったのは、『街の灯』のなかでのボクシングシーンです。
次は、『ヤングフランケンシュタイン』のなかで、興奮してメスを太ももに刺してしまうシーンですが・・・。
ばかばかしい、シーンばかりです。
お笑いは、ある意味残酷で、人の失敗を笑う、ということなのでしょう。
笑いは百薬の長、といかいいますが、万人が笑うためには、一人の笑われる人がいるということなのでしょうか。
寅さんみたいに・・・。