戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

きのこ雲

2014年10月07日 | 想うこと

御嶽山の噴煙です。

宮峠の南側に半分くらい降りたところから、御嶽山の噴煙がよく見られました。

お昼前、運転していたのですが、向かい側の山の稜線から、きのこの形をした雲が沸き立っていました。

面白い形をした雲もあるものだと思ったのですが、すぐに、噴煙だと理解しました。

宮峠から南東の方向に見えます。

快晴のため、白い噴煙がきのこの形をしていているのが際だっています。

周りには、細かい蒸気のような靄もかかっていました。

まだ活発に活動しているようです。

高山の人にとって、御嶽山は、北アルプスの中ではどちらかというと馴染みが薄い方です。

なんといっても、乗鞍岳が一番馴染み深いでしょう。

今回の噴火も直接的な被害はないですし、傍観している感がありましたが、噴煙を直接見てみて、いっきに身近に感じてしまいました。

火山が噴火したんだと、あらためて実感しました。

しかも信仰の篤いお山ですから、ある意味、神様のお怒りに触れた、とも思ってしまいます。

非難に遭われた方々もお気の毒ですが、現在、捜索に関わっている方々も、大変な苦労をしながら活動されているわけで、本当にご苦労様であります。

さて、身近な乗鞍岳ですが、こちらも、要注意火山になります。

というか、なっていることを改めて認識しました。

乗鞍岳は、過去数回登ったことがあります。

車で行ける畳平というところから、1時間30分ほどで剣が峰まで登れますので、比較的登山の楽なお山です。

じじつ、小学校の低学年でも問題なく登れます。

ですが、本当は、いつ噴火するかしれない火山なのです。

噴火したなら、今回の御嶽山の噴火とは違って、こちらにも相当な被害が及ぶでしょう。

そうならないように、お怒りにならないよう、祈る必要があるかもしれません。