戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

かっくう

2010年02月08日 | 想うこと

宮川沿いを歩いていたら・・・

連合橋付近で、異常な数の鳶が飛び回っているのです。

異常と申しましても、十数羽だと思いますが・・・。

その鳶が、連合橋の下を潜って飛んでいるのです。

何が起こっているのかと連合橋の下を見ると・・・

ベンチに腰掛けたご老人が、小鳥たちにパンのミミを与えているではないですか。

それを求めて、スズメ、鳩、カモが、大勢集まっています。

その数・・・50羽ほど・・・。

鳶は、その小鳥たちを捕まえようと飛び回っていたのです。

上空から滑空してきて、連合橋の下に入り、小鳥をキャッチし、ほとんど失敗しますが、また上がっていくというのを繰り返していました。

ご老人はたいしたものです、目の前を鳶が飛びすさっていくのに、まったく動ずることなく、餌を与え続けていました。

橋を渡っていた私のそばを、鳶が滑るように飛んでいきます。

それは迫力のあるものです。

小鳥たちも、仲間がさらわれていくのに、餌を食べることに必死でした。

なんともすさまじい、初春の景色です。