戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

オセロー

2008年05月12日 | 想うこと

昨日、国府町民会館において催された、スペーストラベラーズ演劇公演『戦国オセロー』を観劇しにいきました。

5時からの回(計3回公演)で、客席には70名ほどのお客様が来られていたと思います。

ゆったりと座れて、外と違って会館内は暖かく、リラックスして公演を楽しむことが出来ました。

内容は、シェークスピアの『オセロー』を日本の戦国時代に置き換えたものです。ストーリー自体には変更がなく、セリフも概ね原作通りだと思いました。

3時間の大作で、多少疲れましたが、最後まで楽しく観ることが出来ました。

セリフ劇より、見せることを強調した演出が所々伺え、古典劇に馴染みないお客様、または若い世代も十分楽しませることが出来ただろうと思いました。

途中、劇とは関係ない創作シーンが挿入され、違和感はありましたが、戦国時代に置き換えたことを補完する効果は感じられました。

ただ私自身の好みをいえば、もう少しセリフを聴かせてほしかった、というのがあります。

格調高いセリフを朗々と、意味が良く分からないながらも、なぜか胸に染み入ってくる、そんなセリフを聴きたかったです。

劇の最後に、和太鼓が叩かれ(少し長かったですが)、居合いの試演が催されました。

賛否両論あるでしょうが、私としては、重い雰囲気を払う意味では効果があったと思います。

観られてとても良かったです。

関係者の皆さん、お疲れ様でした。

 

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