戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

街の銭湯

2008年01月31日 | 想うこと

銭湯通いが止められません。

といって、病みつきになったというわけではなく、少しも内風呂の状態が良くならないからですが、それはそれで開放的なのでよろしいのですが・・・

たまに、通っている銭湯に、背中に見事な彫り物を入れた方がみえます。 といって、とてもマナーの良い方なので、皆さん一緒に湯船に浸かっています。

昔東京に住んでいた頃、よく通った銭湯に、時たま、その筋の方が来られました。大きな湯船はその方だけが浸かっておられ、他のお客様は、私も含め、みな身体を一生懸命洗っていました。

その記憶があるので、こちらの銭湯では遠慮なく一緒に浸かっているのが、新鮮でもありました。

さすが地元に密着した銭湯だというわけです。

そういえば、息子が小さい頃、地元の温泉施設に行った時、洗い場がその筋の方々で閉められていたのに遭遇したことがありました。

足を踏み入れた瞬間、鮮やかに彩られた背中の数々、躊躇しましたが、何も知らない息子はサッサと入ってしまい、慌てて付いていきました。

私は黙ってただ身体を洗うのでしたが、小さな息子は走り回るは、湯船には飛び込むはで、ヒヤヒヤしながら皆さんが出て行かれるのを待ちました。

まあ、銭湯では裸になるわけですから、マナーも含め、その人の人生が見えてしまう、ということでしょうか。