すろー音楽らいふ

2人の孫に囲まれた、ゆる〜い
ばーばの音楽生活です

パニック障害と共に四半世紀12

2018-10-02 18:00:29 | パニック話
数年前に 旦那が携帯を 用水路に
落として 失くした事があった
「今日は 携帯無いから連絡つかねーぞ」
…と言われた瞬間
どどどどどぅー…と
何処からともなく 押し寄せる不安
それが 恐怖に変わっていく
私は そのままパニック発作を起こした
その後も 旦那が携帯を 失くしたり
忘れたりする度に パニックを繰り返し
旦那と連絡が取れない=パニックが
私の脳みそにインプットされた
これが予期不安の完成形

ところが昨夜、事件は起こった
「明日は 携帯繋がらねーぞ」…と旦那
事情を聞くと
仕事の現場が 山奥で携帯の電波が
繋がってない所だと言うのだ
緊急時にだけ衛星電話を使うらしい
なので私用電話は 不可
途端に 目の前は真っ暗
予期不安の波に 押し潰される
旦那に 誰かと替わって貰えないかと
頼んでも
「我慢しろ」の一点張り

バイトから帰っても眠れないまま
朝が やって来た
ダメ元で 旦那に また頼んみる
やっぱり ダメ
当たり前なのは 分かっている
分かっていても 崖っぷちに立たされて
今にも落ちそうな この恐怖に
薬を飲んだとしても 耐える自信がない
私の しつこさに業を煮やし
旦那が上司に電話した
「自分で説明して頼め」…と旦那に
言われ
上司に、涙ながらに お願いをした
かなり驚いた様子だったが
了解してくれた

あちこちに迷惑を掛けて
また 旦那に肩身の狭い思いを させる
「ただのワガママ」…と
言われてしまえば それまでだ
苦手な環境は 日常生活の中でも
沢山あって 常に恐怖と戦っている
でも「コレは どうしても無理」ってのがあったりする
それを理解してくれない人もいるし
理解してくれる人もいる
こんなボロボロの私だけど
それでも
生きてく
樹木希林 いわく
「おごらず 他人と比べず 面白がって
平気に生きていけばいい」