普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

寺子屋教育の再評価

2009-01-30 15:52:08 | 教育問題

 今日は私のブログの最大のテーマの一つである「教育」について考えて見たいと思っています。
 然し、娘が小学校の教師をしているほかは、孫が高校生と言うほど教育の現場とは無縁の私なので、多分、的外れの点や、間違いもあると思いますので、ご遠慮の無いご批判やアドバイスをお願いいたします。

[寺子屋教育の再評価]
 読売新聞の特集の「日本の活力」で教育現場で徹底的な反復練習を基本とする寺子尾式の授業の見直しが始まったことを報じていました。
 その概要は、
・カタールの公立小学校で、公文式の授業の導入の翌年に算数で全国トップになり、「きちんと席について時間を守る学習姿勢も身についた」、「自分で問題用紙を取りに行き、自分で間違いをチェックすることで自立心が高まった」と教育関係者が評価。
日本は江戸末期で識字率が9割に達した教育先進国。戦後の国際学力評価でも中学の数学でトップ5の常連だった。
・アブダビでは「規律正しい日本の教育を受けさせたい」との国の皇太子の要請に応えて、日本人学校幼稚園にアラブ人園児を受け入れ始めた。
日本では個別指導の「寺子屋教育」がいったん公教育の場から姿を消し、「西洋式の一斉教育になり」寺子屋の手法はもっぱら民間が受け継いだ。
 だが寺子屋教育を公教育に復活させようという動きも近年目立っている。
・山口県山陽小野田市では全小中学校で1時間を15分ごとの単位に区切り「読み・書き・計算」の反復練習をする「モジュール授業」を始めた。
 その目的は「時間を限った練習による脳の活性化、生活習慣の改善」と言う寺子屋精神の再現だ。
 そして「子供たちがけじめをつけるようになり学力も向上」したそうだ。
・品川区の全小中学校では週2時間「市民科」をもうけ「整理整頓」「目標を立てて努力」「相手に優しい言葉をかける」という「しつけ」に関わる課題を学ぶ。
 その目的は子供の生活習慣の改善だ。
 そして寺子屋教育の出番はこれからも増えそうだ。
と締めくくっています。

 読売が紹介した他にも、授業前の読書の時間を設けた公立の小中学校も多いそうですし、「百ます計算」で有名な蔭山英男さんの指導法や、それに似たやり方の導入や、蔭山さんの言う家でテレビを1時間しか見せないなど、家庭学習にも力を入れ掛けている学校もあるようです。

[忙しい小・中学校の教師]
 然し小・中学校の教師の実情は大変忙しいそうです。
 これには家庭の躾け不足の補完や所謂モンスター・ペアレントなど、余りにも大きな問題がありますし、読売でも躾け教育にも触れていますが、ここでは指導法に限って考えて見たいと思います。

 指導で教師を悩ませ、時間を取らせているのは如何に生徒に理解させるかです。
 私たち戦前派の子供時代のように情報が書いたものしかないときは、程度の差こそあれ、皆ある程度の好奇心をもっていましたので、教師が生徒を引きつけるのは多分余り難しくなかったと思います。

 然し溢れ過ぎる程の情報を持ち、学校で習う前には塾でとっくに習っている、しかも家庭の躾けが出来ていないなど、今の子供たちに関心を持たせながら授業をするのは大変です。
 だから生徒を引きつけるための教材の準備や指導法に、多分昔では考えられないほどの特別の時間を割かねばなりません。
 教師たちが忙しい筈です。

[自主的に学ぶこと]
 読売が言う西洋式の一斉授業でおろそかに成りがちなのは生徒の自主性と言うか、自分で学ぶ姿勢です。
 少なくとも読み・書き・計算では、大まかな指導をしたあと、読みでは、学校指定の本や生徒の持ち込んだ本、書き取りや計算では学校で決めた訓練の用紙を生徒に配り、生徒に自主的な勉強をさせて、判らない事は生徒の質問に答えるようにすれば、一斉授業より教育の効果がはるかに高いような気がします。

 そして何よりも、
・教師の教材や指導法の準備の時間短縮になり、
・新人の教師でもある程度の教育の成果が上がると思います。
 生徒から言えば、欠伸をしながら授業を聞くのと、判らないポイントを知ろうとして聞くのはその意欲や理解の程度が全く違う筈です。

 しかもこの方式では優れた生徒にはハイレベルの本を読ませたり、難しい問題を出し、遅れた生徒には易しい本を読ませたり易しい問題を出すなどして、同じ時間に習熟度別に勉強させ、そしてそれぞれの達成感を味あわせるなどのやり方などに発展できると思います。

 さらに進めば歴史や地理などは、先に課題(例えば歴史では当時の農民の立場だったらどう思うかなど、地理では今住んでいる所の住民の立場から見てとしてどう思うかなど)を示して生徒に教科書や資料など読ませ、後で彼らの感想や知ったことを発表されるなど自主的に進めさせれば、聞こうともしない生徒に熱弁を振るうよりは遥かに効果が上がると思います。
 私の持論ですが、占領以後日本の古来の美風や教育の良い所が否定され、米国流の考え方が導入されて来ました。
 それは被占領国としては仕方がないことですが、占領後もそして、世の中が大きく変わって来ても、殆どそのままの形でやって来ました。
 今その弊害が出てきています。
 それが学力の低下であり、荒れた学校の出現です。
 日本はもっと日本の古来の良い所を自信を持つべきで、そして学校の教育のあり方をもっと見直すべきだと思います。

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