普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

「吟社くろがね」紹介「リサイクル中古の命永らえる」

2019-02-21 12:24:51 | 川柳
川柳くろがね」2月号より
前月号鑑賞 石神 紅雀 選評

「ふわふわの落ち葉よろこぶ靴の裏」 角 ひさ子
 銀杏でしょうか。厚い厚い黄色のじゅうたんをサクサク踏んでいる靴が楽しそう。ひさ子さんもね。
「ハードルは自分と知っていて跳べぬ」和田 澄雄
 自分の敵は自分。弱い自分に妥協する毎日。だけど毎日をやり過ごすことも結構大変。頑張らないでおく。

「糸の雨ひとり住まいに冬を呼ぶ」  古野 つとむ
 つとむさん。おひとりですか?土砂降りではこの感覚にはなりませんね。繊細な糸の雨ならではの句。

「リサイクル中古の命永らえる」   中村 トシ子
 命をリサイクル。再生されたのでしょうか?無事でよかったですね。これからは気楽に生きましょう。

「陽を抱いた布団よ夢も抱かせてね」 林田 律子
 お日様を吸い込んだ布団で見る夢は、きっとふかふかの夢だろう。でも、夢も見ずによく眠りそうだ。

「けんかして背中に湿布貼れない夜」 八木 幹子
 ぷっと吹き出してしまった。そうなんですよのねえ。夫婦は一心同体。支えあっていきていること実感。

「行き当たりばったりで日日消化する」前田 伸江
 私のこだ。大会を前にいつもバタバタ。毎日の夕食もそう。冷蔵庫に何もなくて慌てる。受難の家族。

吟社主幹の古谷龍太郎推薦句」(他の句誌より。括弧内筆者注記)
・昨日より一ミリ深い井戸を掘る
・蚊を払う合間に草を抜いている
・DNA僕と繋がる藪蚊の子
・軽い話のつもりだったと紙コップ
・バス待ちの少女の頃が落ちている
・お婆さんにまだ惚れているお爺さん 
・日陰から人が出てきてバスが来る
・そこら中秋がこぼれて掃きちらす
・ひらかなで撫でて男の骨を抜く
・忘れると言う武器持って生きている
・コップ酒小さな虫を友にする
・胎教に米の研ぐ音を聴かせてる
・美しい人だ野良着か良く似合う
・母を書く母がどんどん遠くなる
・ふるさとを一杯混ぜた祭りずし
・雪が降る二人で生きて行けと降る
・花柄になってあたなたに会いに行く
・人を待つ人が桜を待つように
・この子抱く抱かれたかったように抱く
・まだいけるもう一度だけ犬を飼う
 (まだ生きていける)
・いのちいのちと騒いでいのち軽くなる
・マイレージ溜まりましたと黄泉の旅
・既にない星を地球で眺めてる
 (何万光年先の星の唯今現在は?)
・雨漏りはちょっと楽しい音だった
 (昔の古い家につきものの話)
・釘付けにされて私が出られない
・思い切り書いて切手を二枚貼る
 (私にも同じ記憶)
・貼り付けになる標本が美しい
・力抜くとても勇気の要る話
 (こんなときに力を抜いて話すのも大変)
・蓋捜すうっかり口を滑らせて
・七等分ためらい傷のあるケーキ
・十字路に苦い記憶がずっと立つ

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第57回北九州芸術祭川柳大会のご案内
期  日 平成31年4月14日(日)9時30分 開場
場  所 ウエルとばた(JR戸畑駅そば)2F
課題と選者(各題2句)出句締め切り11時30分 開会13時
「仕 切 る」  北九州  青木 ゆたか 選
「異   常」  糟 屋  中村 鈴女  選
「おしゃべり」  大 川  渡遺 桂太  選
「  脇  」  北九州  唐鎌 美鶴  選
「まるまる 」  熊 本  黒川 孤遊  選
「パ ー ト」  福 岡  萩原 奈津子 選
「明   白」  中 間  古谷 龍太郎 選
会費 2,000円(参加賞・発表誌呈)
 賞   順位賞・各題秀句賞・投句者賞
欠席投句 4cmX21cmの句箋に各1句記入(無記名)
投句料  1、000円(発表誌呈)4月10日必着
    住所・氏名(ふりがな)を明記して下さい
投句先  〒801-0882 北九州市門司区清見2-3-3
     高橋久仁子 宛 TEL&FAX O93-332-0483
主管   北九州川柳家連盟

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