普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

慰安婦問題と南京事件

2007-04-17 06:33:21 | 慰安婦

昨日のテレビ朝日のテレビ・タックルで温家宝首相の日本訪問、南京事件、慰安婦問題に関してのテーマが取り上げられた。

この中の幾つかの気がついたことに関して、私の考えを書いて見たい。

<<慰安婦問題など戦争中の問題の纏め>>
その前に、私は何度か慰安婦問題か取り上げたが、南京事件など日本軍の犯して行為について併せて、私の考えられる範囲でなるべく正確に纏めて見たい。

私は終戦の年の四月に現役で入隊し、戦地に出るまでもなく、終戦の8月に復員した。
その間戦地から帰った人達からほんの数回今問題になってる、現地での話を聞いただけの情報と、戦前、戦中の日本の雰囲気を知っているだけで、戦争中の問題を言うのは、言わば良く言う、象の尻尾を撫でて象の全体の姿を言うようだ。

然し、戦争など全く無縁の人達より、いくらかは判ることもあると思う。

1.軍が戦地の人達とのトラブルを避けるために、当時まだ認められていた公娼制度を戦地に持ち込んだのは間違いのない事実だ。
そしてこれは明らかに国の責任だ。

2.プライドの高い軍の人が当時から下賤と考えられている、慰安婦集めを直接する筈がない。一方、慰安婦集めを指示された、業者が軍の名をちらつかせて、半分強制的にかき集めたのかも知れない。(私の想像) 
これを国の責任とするかどうかは今論議の的になっている。

3.日本軍には軍規(軍隊の規律と風紀)を守る為の厳しい規則(軍律)があった。(事実)

4.然し、生命の危険と隣り合わせの厳しい環境や、伸び過ぎて統制の取れなくなった戦線で、一部の軍隊の軍規が乱れた可能性がある。

その結果生じた、個人的な殺傷事件、レイプ(私の聞いた範囲ではあったようだ)、将校指示による殺傷事件、戦地での慰安婦の強制的な調達は稀にはあったかも知れない。(以上私の想像)

これは明らかな軍律違反で、民間で言えば犯罪行為だ。

5.戦後、これらの人達の一部は、戦争犯罪者として、連合国により裁かれたが、日本としての断罪はなかった。(事実)

これが今の日本パッシングの標的にされている原因だろう。

これが同じ敗戦国である、ドイツがユダヤ人虐殺の言わば国家犯罪の責任者を徹底的に追求し断罪したのと大きく異なっている。
然しドイツが前に書いたような個人的な犯罪を犯したものまで追求したかは知らない。

6.日本はその独自の宗教観で、(5.に書いた人も含む)戦死者も神として靖国神社に祀った。
特例として獄死したA級戦犯を、秘密のうちに靖国神社に合祀した。(いずれも事実)
これが歴史問題として、日本攻撃の原因となっている。

7.肝心の当事者である戦地に言った人達は黙して語らない。
しかも高齢化し、その数は急激に減少している。
(そう言う私も戦争時代のことについて何も恥じることはないのに、このブログのことも含めて家族にも話したことはない。)

<<テレビタックルで気がついたこと>>
南京事件を含む日本の虐殺行為などの日本パッシングの情報ソースの大半は、女性の中国系の米国人が書いた「Rape of Nanking 」に基づいていること。

その記事の多くが間違った情報を含んでいること。
その写真の多くは偽造したものや、日本人が撮影した、例えば中国人家族の移動を保護している日本軍を、強制連行していると言う自分の主張に沿うような説明に、すり替えて乗せていること。

今頃になって、自民党や民主党で、所謂歴史問題にとり上げ始めたこと。

金美齢さんがその写真の多くは、蒋介石夫人の中国の援助要請の為に、偽造して米国に持ち込んだとの説明し、中国人の米国議会へのロビー活動は盛んなのに、日本は全くそれがないと指摘した。

私が何度も主張するように、今回の安倍さんの慰安婦問題の発言のように、首相や、政府が言えば問題になることについて、政府とは別に、政治家、知識人、マスコミの海外への、発言や活動が殆どないのが、日本外交の欠点だ。

そして、[Rape of Nanking ]などずっと前から問題になっているのを、放置したのが、慰安婦問題の日本パッシングに繋がり、また今回の一連の南京虐殺の映画の企画につながっていると思う。
もうこうなれば全くのお手上げ状態だ。

共産党の議員の日本攻撃に対して、台湾人の金美齢さんが日本の事を弁護する珍シーン。

私が纏めたように、誰でも認めている慰安婦問題を改めて持ち出したり、軍人の個人的な犯罪をあたかも日本全体の犯罪のように拡大解釈して言う、共産党の議員は、日本人?

自民党の山本一太さんが温家宝首相の議会の高圧的な演説を我慢して聞きながら、隣の民主党の議員と手を握りながら皆で力を合わせて行こうと話したこと。

私はブログで、「拉致問題に慰安婦問題を絡められて、唯一頼りにしていた、米国から逃げられそうになっている言わば国難に際して、日本人は一致団結して欲しい」と書いたところ、読者から「日本は民主主義の国だから、色々な意見があるのは当然だ」とお叱りを頂いた。
私はその同じ文で「今の微妙な時期に、少なくても、推測やあやふやな情報に基づく日本が不利になる発言だけは差し控えて欲しい」と書いたのだが。

何度も繰り返して言うが、政治家、知識人、マスコミは、政府とは別に少なくても外国で氾濫する日本に関する間違った情報の訂正活動をもっと積極的に進めて欲しい ものだ。

それと安倍さんへ、
貴方のいう情報機関を早く設立して、上に書いたような内弁慶の人達の代わりに、日本に関する間違った情報の訂正に従事させてはどうでしょうか。
これは合法的な活動だから問題ないと思いますが。


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6 コメント

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はじめまして (読者)
2007-04-17 09:37:47
管理人さんは80を過ぎていらっしゃるのですか。びっくりです。でも素晴らしいですね。

ところで80過ぎですと戦中の事も実体験してるはずですから、是非 慰安婦も南京も実際に見てなくても、
当時の雰囲気から 今マスコミが言っている事に信憑性はありますか? それとも多少とも捏造、歪曲の部分が多いですか?

また 当ブログにお訪ねしたいので、宜しくお願い致します。小生は昭和23年生まれの若輩ものです。

はじめまして (ヤマシタ)
2007-04-17 11:55:22
こんにちは。簡単にコメントさせていただきます。

南京虐殺に関するアメリカの映画は「レイプ・オブ・ナンキン」を基にしていると昨日の番組ではされていたようですが、間違いのようです。下のブログによると、いいかげんな憶測と偏見に基いて、または意図的に、一部保守派の間で流された誤報が広まってしまったようです。


産経新聞記事、「こじつけ」の可能性(ビル・グッテンタグ監督映画に対して)
http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20061127/p1

映画への「レッテル貼り」に加担する櫻井よしこ氏
http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20070117/p1

産経新聞は誤った「レッテル貼り」の責任をとるのか?
http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20070121/p1

問われる産経の「誤報」への責任(映画「Nanking」に対する朝刊1面トップ記事・06年11月26日付)
http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20070126/p1

[映画]"Nanking", "Truth of Nanking"についてメモ
http://d.hatena.ne.jp/hanak53/20070219/p1


些細なことかもしれませんが、有益な情報かと思いましたのでコメントさせていただきました。失礼しました。
読者さん、ヤマシタさんへお礼 (mutouha80s)
2007-04-17 12:48:56
貴重なアドバイスを頂きまして有り難うございます。今後ともご助言とサポートをお願い致します。
母親としての一考 (よじまま)
2007-04-17 14:30:24
いつも拝見させていただいております。

こういった問題を見たり聞いたり読んだりしますと「自分や家族が直面したら、どうするか?」というのを考えます。
激戦の中、精神状態も狂ってしまった状況で、慰安婦召集となったら、全身全霊で子ども達を守り、子ども達が犠牲になる前に自分の身を投じると思います。
またそれを、時間が経ってから賠償責任だと訴えるようなことはしないと思います。
本当につらい思いをしたら、誰にも話できませんもの。
「もし?」というのは、空想の世界の話なので、実際に起こったらまた違うのかもしれません。
でも、時をさかのぼることはできませんので、今の私達にはいろんな情報を知り、そこから本当の真実に気付かなければならないと思います。

息子が「ドラえもんがおったら、タイムマシーンに乗って、誰が悪いのか調べに行けるんにね。」と言いました。

子供らしい突拍子もない意見ですが、本当にそれが叶うならば、世界は嘘のない美しい世界になると思います。
はじめまして (蛸)
2007-04-18 13:26:58
たまたま見かけました。

3.日本軍には軍規(軍隊の規律と風紀)を守る為の厳しい規則(軍律)があった。(事実)

4.然し、生命の危険と隣り合わせの厳しい環境や、伸び過ぎて統制の取れなくなった戦線で、一部の軍隊の軍規が乱れた可能性がある。

この2点だけでも多くのことが判断できますね。一部の暴走をさも日本軍全体の罪のように批判する姿勢には呆れてしまいます。

ご年配の方からの貴重な意見として今後も参考にさせていただきます。

上記ヤマシタ氏のコメントで紹介されているブログも意見のひとつとは思いますが、一方的な判断をしている場合が多いようです。

インターネットの世界に戸惑う点も多いと思いますが、頑張ってください。

蛸さまへお礼 (mutouha80s)
2007-04-21 07:50:23
貴重なアドバイスを頂きまして有り難うございます。今後ともご助言とサポートをお願い致します。

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