普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

守屋武晶と言う人

2007-11-30 07:49:17 | 政策、社会情勢

[民主党へ]
 民主党の守屋さん額賀さんの喚問の雲行きかがおかしくなったようだ。
 共産党が証人喚問議決、「賛成は間違いだった」と異例
の発表をした。

 一方法務省は、守屋容疑者の出張尋問、「起訴前は応じられず」と見解を発表した。

 私は一昨日、昨日と書いたように、「必殺の隠し玉」がないとすれば「偽メール」事件に次ぐ大チョンボに終わりそうな喚問は、上記の記事で菅さんが言うように、「野党共闘があって初めて参院の過半数が維持されている。他の野党の意見を十分に聞きながら対応していくことが必要だ」などと理屈をつけて収束を図った方が、民主党の取っての傷口を大きくしないで済むと思う。

[守屋さんと私の元上司]
 私はたまたま買った文芸春秋の記事の「独裁者守屋武晶の告白」の記事を見ていて、私の現役時代の上司のF課長を思い出していた。
 つまり二人とも非常なやり手だと言うことと、業者との交際に節度が無かったことだ。

 私は会社第二の大きなM工場コンプレックスの建設という大プロゼクトの設備保全の新米係長として、Fさんに引き抜かれて派遣された。
 いや正確に言えば、派遣元の工場の候補者の中から一番不必要な人として選ばれたような気がする。
 何故なら他にも職人肌の工員で使いにくくて上司を困らせている人達 、頭は良いが周囲との協調性のない技術者など、派遣元の工場から言わせれば多くの困った人が派遣されたからだ。

 現地に到着してFさんがやったことは、建設真っ最中で保全のやる仕事がないといって、部下全員を各プラントの建設のプロゼクトに派遣してしまって、保全の部屋を空にしてしまったことだ。

 工員達は実務に疎い建設エンジニアの代わりに機械の据えつけや、溶接などの監督に当たった。
 前記の技術者は旧制中学卒だがその得意の英語力と才能を活かして、何時のまにか事実上のプロゼクトの中心人物になっていた。

 私も、建設プロゼクトに参加して、始めて見る建設エンジニアリング会社の組織だった運営とか完備された技術標準を眼にして、今までの経験中心の保全技術の標準化や、組織的な運営など多くのことを学ぶことが出来た。
 もう一つ保全の管理者として良かったことは、どこの会社でもそうだが、建設ー保全の仲がその立場の差から余りスムーズにいかないのがM工場だけでは一体感を持てたことだ。

 建設が一段落して、F課長は工員を全て保全スタッフとして技術者と組ませた。
 これも会社としては始めてのことだ。
 またFさんと建設部門の課長の取り決めで、建設、保全の協力で技術標準の見直し作業が行われ、建設側から言えば、保全のノウハウの吸収、保全側から言えば、メンテナンス移行後の不必要なトラブルの予防に繋がった。
 それに加えて、私は先に書いた部下と協力して、保全管理や資材管理のシステム化のために、購入機器の標準化や各種のコードを技術標準の盛り込んだ。
 その結果は工場管理に最初にコンピューターを導入し、新しい保全管理システムを確立した工場として会社の先輩工場から見学に来るまでになった。
 これまでになっのはF課長が、思い切った斬新な政策を打ち出し、その方針を変えないこと、普段はぶらぶらしていても何かあればサポートして貰える心強さで、ともするとアイディア倒れになりそうな気の弱い私を支えてくれたお蔭だ。

 しかし一方では、F課長の業者との派手な交際ぶりは工場でも有名だった。
 私の部下が話してくれたのだが、下請けのS社の社長の息子と結婚した彼の娘が同社の帳簿の中の交際費は全てFさんへの接待に当てられていたことを話していたそうだ。

 二期の建設が終わったとき、Fさんはある設備のメンテナンスをこれもなにかと噂のあったT社に割り当てを私に指示したが、その保全業者としては困る金儲け一本槍の営業政策を知っていた私は何とか理屈を付けて、他の業者と二分して貰った。
 案の定その業者がしばらくしてその仕事から手を引いたが、大事にいたらずにすんだことがある。

 Fさんの業者との派手な交際については当然人事部門でも知られていたが、多分Fさんの実力と、会社に直接の被害を及ぼしてないことで、不問にされた。
 しかし彼の業績(私を含む問題のある人達を使って、大工場の保全組織を立ち上げた)から言えば、当然受けるべき退職時の旧中卒の課長の最高の待遇である部長待遇の扱いを受けずに終わった。

 守屋さんが私の上司と違うのは、仕事は人任せでなくて、非常に真面目に自分から率先してやっていたらしいこと。
 そして彼は営利会社の仕事でなくて、国の仕事、それも機密を要する為にとかく批判されやすい防衛の仕事に当たっていたことだ。

 私は彼の逮捕は当然と思うが、公務員としてそのような分かりきっていることを何故守屋さんのような優秀な人が気がつかなかったのか、それとも気がついても大したことはないと思っていたのだろうか。

 
  私は今でもF課長に恩義を感じているが、彼の業者との派手な付き合いについては批判的であるのは変わらない。
   それと同じように守屋さんのような国にとって有用な能吏と認める人がこのような事件を起こしたことが残念でならいない。

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