普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

川柳鑑賞「酸欠の街咲かせたい花がある」

2018-05-04 13:08:05 | 政策、社会情勢
川柳くろがねhttp://2018年4月号より
「酸欠の街咲かせたい花がある」     中村トシ子
 息苦しい街が花でいっぱいになったら、酸欠も解消されるだろうか。花は花でも「こころの花」なんだ。

「熱い血がばくばく動くやはり春」    黒川 孤遊
 いつまでも青年の孤遊さんは、春が大好きなんですね。足が腰が…などと言っていないで春を謳歌。

「婚活に年金証書持参する」       田中 和正
 笑ってはいけないけれど、笑ってしまった。お見合いに給与明細を持参するかなぁ。高齢者はシビアだ。

「結婚記念日忘れて老いの恙なし」    古賀 絹子
 二人とも忘れて、それでいいのです。去年もその前も忘れていたのですから。今日を元気に生きるだけ。

「本社句会」 3/17 於 八幡図書館
宿題 「汲 む」(省略)
宿題 「しっとり」 はるえ 選しっとりの雨が嬉しい花粉症    つとむ
おい女房今日もゆっくり踊ろうか  廣
春雨にしっとり濡れて風邪をひき  久男  
しっとりと褥ようやく下がる熱   昌子
想い出を大吟醸と聞く小雨     郁子 
あの女のしっとり感が身をとかす  裏風
生乾きのシャツで出勤寮暮らし   和正
仲間らと語り明かした友の葬    涼子 
花の苗しっとりぬれた土が抱く   つとむ
お転婆も風情有りげに見合い席   秀美 
嫁ぐ日に三つ指ついた昭和の娘   隆 
しっとりに胡坐かかせた酒二合   龍太郎
閉店のチラシ氷雨に濡れて来る   澄雄
逝く人の徳を忍んだ通夜の席    ノリ子
濡れますよもっと寄ってともやい傘 澄雄
語り部に知覧の悲劇よみがえる   雅彦
ひとつ傘しゅんの男としっとりと  トシ子
捨て石になれどしっとり生きている ノリ子
流し目の女将しっとり酌をする   わ子
しっとりと人の話に聞き惚れる   裏風
冷や汗と一緒にさがす落し物    郁子
語り部にしっとりと聞く負けいくさ 涼子
小さめの傘に寄り添う下駄と靴   蘭草
しっとりと濡れて恥らう藍浴衣   雅彦 
アルバムの中にしっとり青春譜   卓二
春の夜やしっとり歩く桜道     龍 
被災地でしっとり聴いた「花は咲く」和正
彼女の手握りたい手が汗をかく   秀美
しっとりと喉の奥から恋の歌    つとむ
ぬれ煎餅賞味期限を疑われ     和正
頑固さに塩をふりかけ酢に漬ける  はるえ
 
自由詠 (互 選)高点順
大さ目の筆で私の春を描く     トシ子
奥様も聞いて欲しいと医師が言う  龍  
増えたっていい毎日の笑い皺    廣
ささやかな寄付で仮設の灯が丸い  わ子
水蒸気となって若さが消えている  はるえ
平成はなんとか越せる預金高    和正
善人の顔で野心をあたためる    昌子
寒戻るまた忘れ物したように    澄雄
先生と別れを惜しむ春キャベツ   雅彦
意地張って父に背いた悔い一つ   卓二
春だよと今夜も猫が窓の外     秀美  
泥酔の不覚きのうの武勇伝     みつこ
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