普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

国会議員の選び方

2007-07-07 07:42:46 | 政策、社会情勢

参院選が近づいてきました。
選挙運動中に私のようなちっぽけなブログがな何を言っても無関係のような気もしますが、それでも念の為に、公示前の前に、前も書いたものと同一趣旨の選挙の話をもう一度聞いて下さい。

あるテレビで安倍さんが新人材バンク法案について前例になく事務次官会議の反対を押し切って、閣議決定をしたと話していた。

私はこれを見ながら、昔ある市の職員との話しを思い出していた。

<<市の職員の市会議員に対する見方>>
酒席の話だからと思うが彼は言った。
市会議員などは毎回の選挙で人生を左右させられる言わば人気商売だ。
市の職員は市のために一生を捧げて頑張っているので、浮き草のような彼らと違うのだ。

市会議員は所詮は支援団体や企業などの利益代表だから、先生、先生と奉っておいて、市の全体を見ている我々がうまく操縦すれば良いと言わんばかりの言い方をしていた。

<<霞が関で一番威張っているのは誰か>>
国会議員?
国会議員が支援団体や、出身地域の意を受けて、例えば経済産業省に行くとする。

同省の官僚は、議員を先生と言って形だけは丁重に取り扱うし、議員によっては俺は国民の代表だと威張って役人に対応するかも知れない。
(実は地域または特定団体の代表なのに。)

しかし、議員のやる事は正確に言えば一般国民の官庁への陳情と同じだ。
官僚は心の中では、いくら議員が威張っても、彼らは所詮、地域や支援団体の代表に過ぎない、日本全体の経済産業省の所管事項を見て判断するのは俺達と思っているだろう。

一方、国会議員は通産省の全体の予算などは無視し、とにかく余所からの陳情より、自分の陳情を通して貰おうとして、つい卑屈にお願いする気持ちになるのはありがちではないだろうか。

経済産業省の官僚?
しかし、その経済産業省の官僚も、財務省に対しては、議員と同じ立場で他の省庁より余計に自分達の予算を分捕ろうとする。

一方の財務省の官僚は、通産省の所管事項を含む日本全体のことを判断しているのは俺達だと思っていると思う。

だから財務省の官僚は、諸省の官僚より優位な立場になる。
それを如実に表しているのは、テレビで良く見る本来なら皆同じ立場の筈の、諸省庁の財務省詣でだ。

財務省の官僚?
これだけ書くと霞が関で一番威張っているのは財務省の官僚と言う事になるが、その各省を統括する大臣の話が抜けている。

然し、財務省を例にとっても、統括するのは財務大臣だが、最近ではこんど亡くなられた宮澤喜一さんを除いては塩川正十郎さん、谷垣禎一さん、尾身幸次さんと並べて見ると皆官僚の意見を代弁しているようでどうも影が薄いようだ。

全体を見てもごく最近では、柳沢さんに代表されるように、竹中平蔵さん以外はみな官僚の言いなりになっているような気がする。

これを見るとやはり財務省の官僚が一番かなとも思うが、塩川さんが言う、「一般会計はお粥、特別会計は御馳走」の発言の様に、特別会計は各省の意のままだから話がややこしくなる。

総理大臣?
結局、財務省も各省を実質的にコントロール出来るのは、端的に言えば、総理大臣だ。
何故ならかれは財務省を含む全ての、省庁の所管事項を全て統括しているし、大臣の任命権を持っているからだ。

この実質的な力関係を図式で書けば、
国会議員→諸官庁官僚→財務省官僚→総理大臣
となるのだろう。

<<日本を代表する国会議員を選ぼう>>
実は、財務省をコントロール出来るのは首相だけと言うのは正確に言えば間違いだ。

もし国会議員が、日本全体を見て事に当たるなら、首相ほど実質的な力はないにしても、同じ事を通産省に言っても、財務省に言っても、その迫力は出身地域や一部団体の利益を代表して言うのと明らかに変わってくると思う。

何故なら議員は経済産業省や財務省の所管範囲を超えた日本全体のこと を考えて言っているからだ。

道路族、文教族など言われる人は、その発言力を増す為に、力を合わせて一部の利益を守ろうとする。
勿論彼らの言う事も正しい事も多いと思うが、また報道されるように、国の行き方を間違わせてきたとしか、思われないこともある。

一般国民がその意志を国政に反映させるには皆が言う様に、選挙しかない。
諸官庁で日本全体の立場で官僚と渡り合える国会議員を選ぶのは国民だ。

そして最終的に総理大臣を決めるのも、安倍さんの言うように、やろうと思えば事務次官会議の決定を無視出来る首相を選ぶのも国民だ。

言い換えれば、霞が関で一番威張って良いのは国民だ。
それが民主主義だ。

なんてわかりきったことを偉そうに言うのも照れくさいですが、ここで提案です。

特定地域振興のためとか、日本の農業を守るためとか、労働者のために一票を下さいと言う、候補者に投票しても良いでしょうが、日本のためと言う候補者にもっと国会に立つ機会を与えてはどうでしょうか。

年金問題、少子化、国民負担の増加、米国の日本に対する姿勢の変化などなど、日本全体に漂う閉塞感から脱却するためには世界的、全国的視野を持つ国会議員をもっと増やすしかないと思います。

どなたかのブログで毎日の様に言っている様に、そのため先ず選挙に行きましょう

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3 コメント

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同感です! (山本大成)
2007-07-07 10:08:24
 同感です。
 この件についてコメントしたいことが、とあるBLOGに付けた私のコメントと趣旨が全く同一になりますので、内容を貼り付けさせていただきます。

> 私が思うに、政治不信の責任の半分は有権者にもあり、「選挙権」を行使するもしないも「勝手な権利」と捉えるか?、一人前の大人として当然行使しなければならない「義務的な権利」として認識しているか?によって、政策などの情報に対する反応が大きく異なり、残念ながら多くの有権者が「勝手な権利」と捉えていることに依る問題も多くあるように感じます。

> 有権者の投票基準も、自分の住む地域の「利益代表」として誰に投票するかを選ぶ観点と、自分の住む地域の代表として「国政に参画出来る人」を投票する観点とがあり、本来ならばたとえ選挙区に不利益になったとしても国家的な観点で政治行動を取れる方が選ばれるべきであるにも関わらず、現実は必ずしもそんな人が当選できるわけではありません。(国会議員はその選挙区の中で一番国のことを考える人であって欲しい....。)

> また、国政選挙であるにかかわらず自治体や県レベルの問題を争点にあげたり、自治体の選挙であるにかかわらず国政の問題を争点にあげる立候補者が居ることも、政策をわかりにくくしている要因のように感じたりもします。(中央省庁が関わる補助金行政の影響が多々あり、難しいところですが....。)


 結局の所、利益誘導を期待して投票する有権者に選ばれた議員は、自らの地位の基盤である支持者や支持組織を裏切る行動は取れません。
 無党派さんの仰るように、有権者の投票基準が変わる(つまりは私たち一人一人が変わる)以外に政治を変える方法はないように思います。
Unknown (robita)
2007-07-11 11:16:20
こんにちわ。
無党派さんや山本さんに同感です。
TBしました。
山本大成、robitaさんへお礼 (無党派A)
2007-07-14 12:18:39
いつも貴重なアドバイスを頂きまして有り難うございます。
今後ともなお一層のご助言とサポートをお願い致します。

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