普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

ナベツネさんと読売新聞

2007-12-26 12:05:56 | 情報、マスコミ

 22日付けの読売新聞に大連立構想が浮上した経緯について渡辺恒雄さんとテリー伊東さんの対談の概要がに記載されていた。

[大連立構想とナベツネさん]
 大連立構想、小沢氏の危機感から…渡辺・読売新聞主筆語る
によれば渡辺さんの発言の概要は、、
・伊藤 連立への思いを渡辺さんが福田さんに電話したのか。
・いや、小沢さんの方からのアプローチだ。
・小沢さんは)「福田さんが持ちかけて、渡辺が仲介した。おれは受け身だった」ということを貫いているが、それは逆だ。
 その経緯の全てを今、全部暴露しろと言っても無理だ。僕は新聞記者の倫理を守るために、言っちゃいけないことは言わない。
・福田さんは何度も小沢さんに、「民主党は大丈夫か」と聞いている。小沢さんは「大丈夫だ」と断言した。然し、小沢さんは裸の王様になっていた。自分が言えば、幹部会はただちに賛成と言うと思いこんでいた。これが、今度の大連立話を破壊した最大の原因だ。
伊藤: 連立の条件は。
・ 政策協議機関を作り、テロ対策特別措置法、消費税、社会保障、年金の問題などを片づけていこう。これが国民のために幸せだと、両方とも善意で会ったことは間違いない。いずれは(経緯を)全部書く。
・小沢さんは無任所の副総理。これは決まったことだ。閣僚の数を(自民党)10対(民主党)6対(公明党)1で、6の中には国土交通相、厚生労働相、農相は入れてくれということで話はついていた。
伊藤:衆院解散は。
・解散したら、ねじれは決定的になる。そうなったら、完全に国会はまひする。その時点で連立をまじめに考えなければならないし、考えるようになるだろう。

 それに対して小沢さんは 
「小沢さんの方からのアプローチだ」などと発言したことに関し、「党首会談に入っていない人の話をいろいろ問われても困る。私から論評する必要はない。いずれにしても、そのようなことではない」と述べた。
と記者団の質問に答えたそうだ。

[連立構想関係者と国民の考え方の遊離]

 私は最初に小沢さん渡辺さんのどちらが話しを持ち出しのかはどうでも良いことだと思う。
 問題は渡辺さんの発言から考えると、が少なくとも彼が連立構想に賛成なのは間違いないし、この会談について上記のような生々しい情報を知ってしてことから考えると、どっぷりと関与していたことは間違いないようだ。
 然し、連立構想については、当時の読売新聞の世論調査によると、
自民党と民主党の関係
  連立政権を作る 12.0   政策協議をする 65.7   協議の必要はない 16.7
  (産経:大連立構想に賛成 26.8 反対 60.5,党首会談 賛成 68.4 政策協議賛成 90.9)

 国民の大多数が連立に反対する代わりに、両党間で政策協議することに賛成していた。
 この点に関しては、渡辺さんの考え方より国民の考え方の方がはるかに健全だと思う。
 私も国会が政府に対するチェック機能を喪失し、第二次大戦に繋がった大政翼賛会化するような二大政党の連立は反対だ。

 このようなことは日本一の発行数の読売新聞を率いる渡辺さんはとうに承知していたと思う。
 それが何故このような動きに少なくとも関与したのか。

 これから先は私の勘繰りだが聞いて頂きたい。
・この一連の動きの中で一番被害を被ったのは民主党で、一方の当事者の自民党はびくともしなかった。
・この動きに関与したのは、渡辺さんの他に、森前総理と中曽根さんで二人とも自民党の関係者だ。
・森さんはともかく、戦前から戦中を経験している中曽根さんが大政翼賛会的な動きにまともに賛成するとは思えない。
・小沢さんが党内で連立猛反対にあったとき、何故、彼らから言えば次善の策である政策協議に持って行こうとしなかったのか
 これらを考えると、渡辺さん始め自民党の関係者は、この大連立の会談の失敗を見越して、民主党を揺さぶろうとしたのに違いないし、小沢さんが見事にその罠に嵌まったのかも知れない。。

 勿論私は自分の勘繰りが間違いであると思いたいし、連立構想に関係した人達が本当に日本のためを思って動いたと思いたい。

 然しはっきりしているのは、彼の考えが国民の考え方と遊離していたことと、会談失敗の結果民主党が一層態度を硬化させ、ねじれ国会の混迷度を増しのは間違い無いことだ。

[渡辺さんと読売新聞へ]
 私は渡辺さんが本当に国を憂える心情から、何からの形で連立構想に関わったと思っている。
 もしそうなら報道機関としての原点に立ち返って、日本のためにその報道能力がフルに活かして海外へも日本の情報を発信して貰いたいものだ。

 日本は情報戦で海外、特に中国や韓国から遅れを取っている。
・間違った慰安婦に関する情報の定着化に基づく、日本パッシングの拡散
・南京大虐殺の間違った情報の定着化の可能性
・靖国参拝問題
などなど。
 前の二者については、正確な情報の収集とその海外への発信、靖国問題については日本独特の考え方(死者は全て神や仏になると言う思想など)の説明などだ。

 読売新聞は教育問題について広範囲かつ長期間の報道をしているのは非常に評価されるべきだと思う。
 このようなやり方で是非日本の実情や意見を海外に発信して貰いたいものだ。

 安倍さんの引退で彼の主張する情報機関の設置など立ち消えになってしまっている。
 またそのような機関が仮にあっても、政府機関では言えないこともあるし、民間がそれを代行して発信する方が効果的なことも多いと思う。
 然し、こんなことは日本にとって不利になるような誤報も敢えて他国に売り込んできたように、自社の主張に沿う様な報道しかしない朝日新聞など期待出来ないし、遠慮して貰いたい。
 その点について唯一頼れそうなのは読売新聞や産経新聞などごく少数の報道機関だけだ。
 特に日本一の発行部数を誇る読売新聞の奮起を待ちたいものだ。

参照:
 カテゴリー → ジャーナリズム

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1 コメント

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コレでは期待できません (tera)
2007-12-27 16:55:10
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20071225gr02.htm

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